世界的化粧品会社 L’Oréalと、同社が最近買収した拡張現実(AR)と人工知能分野のModiFaceは、Facebookカメラを通じて提供する新しいARエクスペリエンスを創出するために、Facebookと長期的な提携関係を結ぶことを発表した。
ModiFaceとFacebookは、MaybellineやL’OréalParis、NYX Professional Makeup、Lancôme、Giorgio Armani、Yves Saint Laurent、Urban Decay、Shu Uemuraなどの美容ブランド商品のARを活用したメイクアップ試用体験を提供予定。このARメイクアップ体験を最初に提供するのは、LA発メイクアップブランドNYX Professional Makeupで、2018年8月末になるだろう。
L’Oréalのチーフ・デジタル・オフィサー、Lubomira Rochet氏は、「FacebookとL’Oréalは、『ARが製品やブランドの発見と購入の鍵となる』というビジョンを共有している」と述べた。「私たちは、テクノロジーが十分に成熟し、消費者のテクノロジーを利用したいという欲求があらゆる分野で高まっている、まさに魔法のような瞬間にいる。我々は、今回のFacebookとの長期的なパートナーシップによって、新しい一歩を踏み出すことに非常に興奮している。 このパートナーシップの魅力的な側面の1つは、美容分野でのユーザーエクスペリエンスを革新し続ける原動力となることだ。クリエイティブとコンテンツは、モバイルファーストの社会にすでに適応させている。今後、ARがどのようにして美容業界のクリエイティブ戦略に変えていくのかを見るのは非常に興味深い」と続けた。
ARエクスペリエンスのデモは、こちらを参照。
※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の8/10公開の記事を翻訳・補足したものです。