PayPalとマーケットリサーチ会社Ipsosが2017年3月15日に公表したデータによると、2015年10月からの1年間で、約1/4の中国オンライン消費者(オンライン上でECサービスを使ってショッピングを行っている人のこと)が越境ECを体験していたことがわかった。インド、タイも同じく1/4。日本はたった4%に留まっている。一方でシンガポールは51%のオンライン消費者が越境ECを体験した、越境EC王国といえよう。
アジア地域ではオンラインショッピングの利用状況には国別の特徴がある。インドのオンライン小売市場の発展は他国よりも遅れており、オンラインショッピングの普及率も低い。日本ではインターネットユーザーの82.5%がオンラインショッピングをしているが、越境消費者はその中で4%しか占めていない。中国の消費者はよく韓国に行って、ショッピングするため、韓国の2015年第4四半期から2016年第4四半期までの越境EC売上高は13.3%増加し、その値は韓国の越境EC売上高全体の40.8%を占めている。
※当記事は中国メディア「電商報」の3/30公開の記事を翻訳・補足したものです。