ソフトバンク株式会社の子会社であるSBペイメントサービス株式会社は、ECサイトにおける決済手段の利用実態に関するアンケート調査を実施した。




調査結果

 

「ECサイトで物品もしくはデジタルコンテンツを購入する際、よく利用する決済手段について」質問したところ、男女ともに1位が「クレジットカード決済」で物販では65%以上、デジコンでは48%以上、2位が「PayPay(オンライン決済)」で21%以上だった。次いで男性3位が「楽天ペイ(オンライン決済)」の約14%、女性3位が物品購入の場合は「コンビニ決済」12.1%、デジタルコンテンツ購入の場合は「キャリア決済」の11.7%という結果だった。クレジットカード決済が圧倒的だったことから、オンライン決済は以前より浸透してきているものの、クレジットカードの利用者がいまだに多いことが明らかとなった。

 

 

「ECサイトで物品もしくはデジタルコンテンツを購入する際、よく利用する決済手段がない場合どうするか」と尋ねたところ、物品とデジタルコンテンツどちらの購入時においても、約35%の人が他サイトは探さずに利用できる支払い方で購入すると答えた一方、55%以上と多くの人がそのECサイトでは購入せず離脱する傾向にあることが分かった。また、そのうち32%以上(他のサイトで同じ商品を探して購入する、購入をやめる、実店舗で購入する人の合計から購入をやめる人を除いた数値)の人は他のECサイトもしくは実店舗で購入する意向があることから、購買意欲が高い人も決済手段を理由に離脱しており、ユーザーのニーズに応じた決済手段を取りそろえることは購買率を上げる重要な要素であると言える。

 

 

「ECサイトで物品もしくはデジタルコンテンツを購入する際、キャッシュレス決済にどういったサービスや機能があれば嬉しいか」と質問すると、「ポイント等の還元率が高い」「手数料がかからない」が36.0%と同率で最も高かった。このことから、支払い完了までの手間が少ないことや支払いスピードが速いことよりも、ポイント還元率の高さや手数料無料といった金銭的なベネフィットをキャッシュレス決済に求める傾向が高いことが分かった。そのため、よりポイントの還元率が高く、チャージ時や分割払い時などに手数料なしで利用できるキャッシュレス決済が今後選ばれていくことが予想される。