MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、、予備調査では18歳~69歳の男女10,000人、本調査ではQRコード決済4サービスのメイン利用者2,000人を対象に2023年6月23日~6月26日の期間で「QRコード決済サービスのチャージ/連携方法に関する調査」を実施した。


調査結果

 

18歳~69歳の男女10,000人のうち、QRコード決済を利用している6,733人(中国のQRコード決済サービス、その他は除く)を対象に、メイン利用しているQRコード決済で最も利用しているチャージ方法や連携方法を尋ねたところ、「クレジットカードとの連携」が23.2%と最も多く、次いで「ATMでの現金チャージ」が16.7%、「銀行口座からのチャージ」が14.5%だった。

 

 

QRコード決済を利用している6,766人を対象に、現在利用しているメインのチャージ/連携方法が利用できなくなったら、メイン利用のQRコード決済の利用をやめるか聞いたところ、「支払いやチャージ方法を変えても利用する」と回答したのは42.7%で、「他のQRコード決済に乗り換える(メイン利用をやめる)」が30.4%、「QRコード決済自体の利用をやめる」が26.9%と、約57%はなんらかの形で今のQRコード決済から離れていくことが分かった。

 

次に、他のQRコード決済に乗り換えると回答した2,056人を対象に、乗り換え検討先を聞いたところ(複数回答可)、「楽天ペイ」が32.1%と最も多く、次いで「PayPay」が24.9%、「d払い」が15.1%だった。

 

 

QRコード決済4サービスのメイン利用者かつメインのチャージ/連携方法がクレジットカードの人を対象に、QRコード決済に紐付けているクレジットカードの種類を聞いたところ、「QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカード」を紐付けている割合は、PayPayが46.9%、楽天ペイが68.4%、d払いが79.8%、au PAYが55.8%と、楽天ペイとd払いでの割合が多かった。



QRコード決済4サービスのメイン利用者かつQRコード決済と「同じ企業」が発行しているクレジットカードを紐付けている人を対象に、QRコード決済と同じ企業が発行しているクレジットカードを紐付けている理由を聞いたところ(複数回答可)、4サービスともに「よりポイントが貯まるから」が最も多く、次いでPayPayとd払いは「同一会社でまとめたいから」、楽天ペイとau PAYは「普段利用しているクレジットカードだから」となっており、どのQRコード決済利用者でも、ポイントが貯まるというお得感を重視していた。



QRコード決済4サービスのメイン利用者かつ利用しているQRコード決済とは「別の企業」が発行しているクレジットカードを紐付けている人を対象に、QRコード決済とは別の企業が発行しているクレジットカードを紐付けている理由を聞いたところ(複数回答可)、PayPay、楽天ペイ、au PAYは「クレジットカードのポイントを貯めているから」、d払いは「普段利用しているクレジットカードだから」が最も多く、次いでPayPay、楽天ペイ、au PAYは「普段利用しているクレジットカードだから」、d払いは「クレジットカードのポイントを貯めているから」となった。「同じ企業」が発行しているクレジットカードを紐付けている人と同様に、「別の企業」が発行しているクレジットカードを紐付けている人も「ポイントが貯まるかどうか」を重視していた。