ナイル株式会社が運営する「Appliv TOPICS」にて、15~69歳男女1,979人を対象に、2023年6月1日~6月8日の期間で、ECモールに関するアンケートを実施した。




調査結果

 

年に1回以上利用するECモールを尋ねたところ(複数回答可)、最も多かったのは「Amazon」で1,431人と全体の約7割が利用しており、次いで多いのが「楽天」で1208人と全体の約6割が利用していた。この2社は、3位の「Yahoo!ショッピング」690人以下に対し、ダントツで利用者が多かった。また、ファッションやコスメを大きく打ち出している「ZOZOTOWN」は285人、「Qoo10」は236人と、知名度はあるものの、全体の1割強にとどまった。

 

さらに、年に1回以上利用しているECモールの中で、最も頻繁に利用するECモールを聞いたところ、1位は「Amazon」で49.63%と、回答者の約半数がAmazonを最も頻繁に利用していた。2位は「楽天」で32.41%、3位は「Yahoo!ショッピング」で9.85%と、「年に1回以上利用するECモール」の結果と大差無かった。

 

 

1年に1回以上利用していると回答したECモールの割合を、年代別にみていくと、30代以上では「Amazon」「楽天」の割合は30%程度と同じくらいだが、20代以下は「Amazon」の割合が「楽天」を大きく上回っている。特に10代は「Amazon」41.74%、「楽天」16.35%で、Amazonの利用率が高い。また、「Yahoo!ショッピング」は年代が上がるほど、利用率が高くなるのが特徴的で、50代以上では20%を超えている。一方で「ZOZOTOWN」「Qoo10」は年代が下がるほど利用率が高く、10代では「Yahoo!ショッピング」と並ぶ利用率となっている。そして、「au PAYマーケット」はどの年代でも全体的に利用率が少なかった。

 

 

各ECモールを利用していると回答した人の男女比率をみていくと、「Amazon」「Yahoo!ショッピング」は男性が、「楽天」は女性がわずかに高かった。一方、「Qoo10」「ZOZOTOWN」「メルカリShops」は女性の比率が高く、特に「Qoo10」は7割以上が女性だったことから、ファッションや韓国系コスメは女性の需要が高いことがわかった。逆に「au PAYマーケット」では男性比率が高く、約6割が男性だった。

 

 

ECモールを年1回以上利用している1,777人に、最も頻繁に利用しているECモールの利用頻度を聞いたところ、最も多かったのは「月に数回」で30.39%、次いで「数ヶ月に1回」が24.37%という結果だった。また、週に1回以上利用している人は22.91%で、買い物の手段として日常的に利用している人も一定数いた。

 

さらに、ECモールを月に1回以上利用している1,288人に対し、最も頻繁に利用しているECモールで1ヵ月に使う金額を尋ねたところ、最多は「1万円未満」で44.18%、次いで「1万円〜3万円未満」が31.60%と、3万円以上使う人は全体の約20%で、5万円以上使う人は1割もいなかったことから、高額商品はネットではあまり購入されていないことが明らかとなった。

 

 

「Appliv TOPICS」について

 

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