「LPO」とは? 今さら聞けないコマース基本用語 | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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更新日2016/11/28 公開日2013/06/06

「LPO」とは? 今さら聞けないコマース基本用語

 

LPOって何?

 

この業界は2~4文字の英語の略称が沢山出てきますが、このLPOもその一つ。

“エルピーオー”とそのまま読みますが、聞いたことがある方も、初めて聞いたときに焦ってググッた経験がある方も多いのではないでしょうか。

コマース基本用語解説の第3回目は、この“LPO”について解説していきます。

 

 

用語解説

 

Webサイトにおいて、サイト訪問者が最初に訪れるページのことを、“訪問者が着地するページ”という意味でランディングページ(Landing Page=LP)と呼びます。

そのランディングページを見直し、より収益を上げるように工夫するのがランディングページの最適化(Landing Page Optimization=LPO)です。

 

ランディングページは、サイト訪問者が商品購入や会員登録など、運営者の収益となる取引を行うかどうかが問われる重要なページです。

それもそのはず、初めて訪れたサイトで、サイトの訪問者は、ランディングページに自分が求める情報があるのかどうかを、わずか数秒で判断すると言われています。

そのため、サイト自体を直感的に伝わるようなデザインにしたり、情報をわかりやすく提示して訪問者の離脱を防がなければいけません。

特に、商品の購入を目的としたECサイトの場合、商品訴求やお客様の声、価格や購入ボタンを目立つように配置するなど、さまざまな工夫が必要になってきます。

 

 

LPOとSEOの切っても切れない関係

 

LPOの「O」の意味する最適化(Opitmization)は、SEOの「O」と同じ意味・使われ方となります。

LPOはSEOよりも後から出てきた略語であり、LPOとSEOは常にセットで考えるべきものであることから、この2つのキーワードは非常に語呂としても似ているものになっていると考えられます。

全く関係がないように思える、LPOとSEOには表裏一体というような重要な関係があります。

本来のSEO対策はLPOもセットで行わないと意味がないし、LPOはSEO抜きに語ることは出来ません。

検索エンジンであるキーワードを入力した際に、上位に表示されるようにすることがSEO対策ですが、上位に表示されるだけでは意味がなく、お客様がそのサイトへ行ってみて、確実にコンバージョンすることが一番重要な命題です。

そのキーワードで検索したお客様が持つニーズに沿った情報提供を行っていくのがLPOということになります。

また、逆にLPOだけを追求していっても、SEO対策を行わなければ、誰もお客様にきてもらえないランディングページとなってしまい、それも意味がありません。

すなわち、SEO対策を行って、LPOを実施し、お客様をしっかりコンバージョンするストーリーを描くことが重要になってきます。

 

 

ランディングページは1ニーズ単位で構築することが基本

 

ユーザーが知りたい情報というのは目的によって異なるため、ランディングページは必ずしも1サイトに対して1つというわけではありません。

例えばあなたのショップがソファと高機能なオフィスチェアを扱っていたとします。

それを同じランディングページで訴求することは難しく、通常はソファ用のランディングページと、高機能オフィスチェア用のランディングページを別々に用意して商品の訴求を行っていく必要があります。

関係のない情報がランディングページに表示されるのは、ある特定のニーズを持ってサイトを訪問しているお客様にとって良いサイトが構築できているとは言えないからです。

 

 

ランディングページに掲載する情報

 

食品の宅配サービスを始めたいと思っている人が、配送料の比較を行う際に“食品宅配 配送料”という2つのキーワードで検索したとします。

ここでなかなか配送料が表示されたページに行き着けないと、検索者は他の宅配業者に興味が移ってしまったり、サイトに対する信頼性を失ってしまうかもしれません。

そこで、サイトのトップページや商品の紹介ページだけでなく、配送料に関する記載をランディングページ内にも用意する必要が出てきます。

このようにある特定のニーズ(購入意欲)を持ったお客様にとって必要な情報をあらゆる側面から想定して、ランディングページには情報の配置や、導線の設計を行っていく必要があるのです。

 

 

ランディングページはハブにするべきかコンテンツを詰め込むべきか

 

ここで難しい議論になってくるのが、ランディングページは情報を全て詰め込み、外部へのリンクは極力排除し、「購入」や「申込」と言ったサイト運営者の求めるゴールのみを強調するのが理想か、ハブページ的にレイアウトし、そのニーズに関する情報をパッと見ただけで網羅的に確認出来るようにすることがベストかと言う点です。

これは、どちらが正解というものではなく、ケースによって使い分けるというのが一般的です。

前者は、やり過ぎると情報商材系のサイト構成になり、読んでいる方もうんざりしてきてしまい、サイトへの愛着を得ることは難しくなるでしょう。

逆に、後者をやり過ぎると、サイト運営者が求めるゴールへのコンバージョン率は低くなってしまいます。

そのランディングページの目的や、ユーザーのニーズなどをしっかりと考えた上で、どこにバランスしていくかを決めていくことが重要となってきます。

ECサイトの場合、商品カテゴリページをランディングページとして取り扱う場合が多く、ショップによっては、個別の商品ページ自体をランディングページとして取扱い、豊富な情報を提供しているケースもあります。

しかし、旧来的な楽天式ともいえる、ビジュアルが大きく、長さが異常に長いランディングページのあり方も徐々に問われてきているのも事実です。

その場のコンバージョン率は高いかもしれないが、長い視点に立ったときにショップのファンが減少しているのではないか、というところもしっかりと考えながらランディングページの設計を行っていく必要があります。

 

 

ECサイトにおけるランディングページの重要性

 

このように、ECサイトにいて、お客様をコンバージョンするためには、ランディングページの構築と言うのは欠かせないものとなっています。

LPOをうまく活用すれば、購入意欲の強い訪問者の購入率を上げることが可能となる非常に魅力的な施策といえるでしょう。

そして、LPOを検討することは、ショップの強みを明確にし、どのようなキーワード検索されたお客様を重点的に考え(ペルソナの明確化)、そのお客様へどのようなコンテンツとどのような導線を提供するかを考えるということに他なりません。

LPOという表面的な言葉に惑わされずに、しっかりと地に足のついた検討をしていきたいですね。

 

 

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