株式会社ニュートラルワークスは、デジタルデバイスを使用したWEBサイト閲覧時の“イライラすること”に関する意識調査を実施した。

 

 

調査概要

調査は、2022年9月18日〜2022年9月19日に、393名がインターネットを通じて回答した。

 

 

調査結果

「Webサイト閲覧に最も使用するデバイスはどれですか?」について質問すると、「スマートフォン」が69%と約7割、「PC」が28%、「タブレット」が3%という結果で、タブレットは少数派だった。

 

続いて「Webサイト閲覧時に最もイライラすること」についての質問には、「ページの読み込みが遅い」が42.8%、「アダルトやスパムまがいの広告が出る」が19%、「広告が急に出てくる」が17%という回答となり、ユーザーの多くが「表示速度の遅さ」と「広告の出稿」によって、自身の閲覧行為を「邪魔」「妨害」されているような気分になっていることがわかった。

 

もっとも回答数の多かった「ページの読み込みが遅い」について、「写真や動画のせいでページが重い」、「ページの読み込みが遅く、表示しきれてないのにクリックしてしまい、押したいボタンとは別のボタンをクリックしてしまって別のページに遷移してしまった」との声があった。

 

「アダルトやスパムまがいの広告が出る」についても、「美容サイトを見ているとき、突然汚い歯や脂肪のアップの広告が表示されて嫌な気持ちになった。」、「調べものをしていて、コンテンツは良さそうなのに、押したら広告が全部アダルト漫画系で、不快になり見るのをやめた。」等の回答があった。

 

最後に、「Webサイト閲覧時にイライラした場合、どのような行動を取りますか?」という質問に対しては、「そのサイトの閲覧を中止し、別のサイトを探す」が43%で、「イライラしながらも、そのサイトを閲覧し続ける」の43.5%と並ぶ結果になりました。約半数ものユーザーが、「表示速度の遅さ」や「広告」の不快さによって、そのサイトから離脱する可能性が高いことを表している。

 

 

まとめ

今回の調査では、ユーザーの多くが「表示速度が遅いこと」と「意図しない広告が出稿されること」に不快感を覚えていた。また、そのような体験をしたユーザーは約半数の割合で、そのサイトの閲覧を中止し、他のサイトへ移動するという行動をとるというマイナスな結果へと繋がっていた。いくらサイトの内容が良いとしても、ユーザーが不快感によって、サイトを離れてしまっては意味がない。そこで、WEBサイトの運用担当者はこのようなユーザーインサイトと行動について、再度意識した運用を行っていくことが必要だ。