ソウルドアウト株式会社の連結子会社であるSO Technologies株式会社は、2022年4月6日からEC向けフィード広告最適化サービス、フォーカセルの提供を開始した。

 

 

これにより、通常人手をかけると月間50時間程度かかると想定される、データ取得・分析・注力商品への予算配分までがすべて自動化される。

 

 

フォーカセル提供の背景

 

新型コロナウイルス感染症拡大に伴い非接触志向が高まるなどの行動変容によりEC化率が進んだ昨今では、実店舗だけでなく、ECサイトへの集客およびEC売上アップを重視する企業が増加している。

 

そのような状況下で、ECサイトの売上を伸ばすための有効な手段のひとつとして「フィード広告」がある。これは、自社サイトの商品データを配信先の広告フォーマットに合わせて変換する「データフィード」という仕組みを使った広告のことで、Google ショッピング広告CriteoダイナミックリターゲティングFacebookダイナミック広告などがある。

 

フィード広告の中でもGoogle ショッピング広告は、Google上で検索したキーワードに関連する商品の画像や価格が検索エンジンに表示される「検索連動型広告」であり、新規ユーザーの集客に非常に有用、顧客の興味分野に合った広告を並べて表示できる利便性の高さが特徴だ。

 

Googleは、2021年夏ごろからショッピング広告の「商品単位での広告最適化」を推奨しており、SO Technologiesの保有データから、実際にGoogleの「スマートショッピングキャンペーン」を利用している50社を分析した結果、広告経由の売上が発生している商品は平均17%であることがわかった。これらの「広告経由で売上につながる商品」に注力することで売上拡大が見込まれる一方、数百点以上の商品を抱えるECサイトの場合、商品1点ごとに手動で予算調整を行うことは難しいだろう。そこで、SO Technologiesはこれまでに蓄積された広告データと培ってきた開発力を活かし、商品単位での広告最適化を実現するAIを開発、EC向けフィード広告最適化サービス『フォーカセル』を提供開始しするに至った。

 

 

フォーカセルの詳細

 

フォーカセルは、「多品種ECにおいて改善余地のある商品単位の最適化を通じて、売上を増やすこと」をコンセプトに開発された。また、フォーカセルで実施するフィード広告運用はAIによってシステム化され、商品単位での広告強化が可能となる。売上最大化を実現するロジックは、SO Technologiesの提供サービス上で管理されている広告データをもとに、統計および機械学習の専門家によって構築されている。

 

 

SO Technologiesは、“稼ぐ力”を日本全国に広げていくため、テクノロジーを駆使したプラットフォームの開発・提供を通じて、企業の集客課題の解決に努めていくとのこと。