物流プラットフォーム「クラウドロジ」を提供する、スタークス株式会社は、サブスクリプションビジネス支援サービスを提供するテモナ株式会社の提供するサブスクリプション支援サービス「サブスクストア」と10月22日にAPI連携を開始した。

 

これにより「サブスクストア」の注文情報と倉庫の在庫を管理するWMS(倉庫管理システム)のデータが連携され、通販・EC事業者の配送業務負荷の軽減に繋がる。

 

 

 API連携の背景

 

2019年の日本国内のBtoC-EC市場規模は、経済産業省の調査によると、19.3兆円に拡大している中、通販・EC事業者の配送オペレーションにおける出荷データ処理は重要な業務にもかかわらず、データ処理を行う以前のやり取りに時間がかかっていることが問題となっていた。そこで、本来注力すべき顧客分析やサービス改善新商品開発など業務時間確保に寄与できると考え、今回の連携に至ったとのこと。

 

 

 API連携により自動化される業務

 

連携で出荷データ処理業務が自動化されることにより、「サブスクストア」を利用している事業者は、出荷データ処理業務の作業時間短縮や誤出荷を抑制することができる。

 

また、連携により、主に自動化されるものは
1.    出荷データのインポート、エクスポート
2.    伝票番号などの配送データのインポート、エクスポート
3.    在庫管理システムへの商品登録

 

 

クラウドロジとサブスクストア

 

クラウドロジは化粧品や健康食品といったサブスクリプションモデルのネットショップを中心に500社以上のネットショップ発送代行業務を行ってきた。また、同梱物のCRMの設計が柔軟に対応でき、さらに複数の拠点倉庫を有する物流プラットフォームのため出荷量の急激な拡大にも対応できる拡張性が特徴の発送代行サービスである。

 

一方、サブスクストアは日本流通産業新聞社調べによると、単品通販・定期通販の業界シェアNo.1「たまごリピート」の後継サービスで、ネットショップ事業における販売・顧客・入金・在庫などの管理や、販売促進、メール送信など一元的に管理できるクラウド型システムである。定期購入、頒布会、ステップメール、電話受注システムなどの必要な管理機能も備えており、集客の為のLP作成や広告管理、出荷を伴わないデジタルコンテンツや大規模ショップ向けのカスタマイズにも対応している。