株式会社ニューレボが提供する在庫管理・倉庫管理システム「ロジクラ」は、EコマースプラットフォームShopifyとのAPI連携機能を大幅にアップデートした。アフターコロナを見据えた販売チャネル及び倉庫拠点の分散対応で、オムニチャネル展開を強力サポートする。

 

国内での通販事業者数は毎年右肩上がりに増加している。ECオンラインストアやカートシステムは機能アップデートが続々と行われているにも関わらず、物流業務は10年前のオペレーションから変化していない。既存のEC事業者、またこれからストアをオープンするEC事業者にも、効率の良い物流作業や在庫管理を提供するSaaSアプリケーションが「ロジクラ」である。

今回の連携によって、Shopifyを利用しているユーザーの物流オペレーションや在庫管理が、より効率的に運用されることが期待できる。また、現在ロジクラを利用中の顧客には、ShopifyとのAPI連携をお知らせし、新しい販売チャネルとしてShopifyへの送客を行う。

 

改良版API連携機能は、以下のようになっている。

 

(1)オムニチャネル連携が可能に

ShopifyなどのECカートの在庫と、卸売などの販売経路の在庫を共通にしている場合でも、在庫を自動で調整し、欠品を防止することができる。卸売などで注文を受けたものでも、倉庫で利用するロジクラを使って出荷することで、Shopifyの在庫を減らす。

この機能を使うことによって欠品がゼロになった事例もある。

 

(2)追跡番号の自動記入が可能に

これまでShopifyでは、追跡番号を1つ1つ手入力する必要があった。今回の連携機能を利用すれば、ロジクラのアプリで送り状の追跡番号をスキャンするだけで、Shopifyの追跡番号を自動で記入することができる。

この機能を利用することによって、倉庫の出荷業務と出荷確定後の事務作業を大幅に削減することができる。

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(3)アプリで入荷して、Shopifyへの在庫追加が可能に

ロジクラのアプリをダウンロードして、倉庫に入荷されたタイミングでアプリで入荷をすると、該当のShopifyの商品に対して、在庫を追加する。尚、ロジクラでは入荷の際にバーコードスキャンなどが利用可能である。

 

(4)受注の取り込みがリアルタイムに

Shopifyで注文を受けた場合のロジクラへの注文取り込みの速度が向上した。Shopifyで受けた注文は、ロジクラの「出荷予定」に取り込まれる。

 

新型コロナウイルスの影響により、社会は急速に変化を遂げようとしている。物流も例外ではない。販売チャネルや倉庫拠点の分散(オムニチャネル対応)がより加速することが想定される中、ロジクラは来たる物流変革を見据えて対応していく。