Instagramは、同社プラットフォーム上での虚偽の可能性がある情報にフラグを付けて拡散を防止する取り組みを、米国以外にも拡大している。同社は今年5月、米国の第三者ファクトチェッカー(事実検証を行う人・機関)と連携し、虚偽情報の特定、調査、ラベル付けを開始。そして現在は、全世界で同一のファクトチェック(事実検証)サービスを実行していると発表した

 

Instagramは、コンテンツが第三者ファクトチェッカーによって偽情報、または部分的に偽情報とみなされた場合、エクスプローラーおよびハッシュタグページからコンテンツを削除することで、配信回数を減らす。さらに、何を読み、信頼し、シェアするかを自己決定できるようユーザーがラベル付けを行えるようにする。これらのラベルが適用されると、フィード、プロフィール、ストーリー、ダイレクトメッセージなどにおいてコンテンツを閲覧している世界中すべての人に表示される。

 

さらに、Facebookの投稿が偽情報、または部分的に偽情報とみなされた場合、Instagramに投稿された同一コンテンツは自動的に同じラベル付けがされる(またその逆の場合も同様)。ラベルは、外部のファクトチェッカーからの評価へリンクを張られており、そこから投稿された情報が虚偽であることを示す、信頼できる情報源の記事へのリンクを提供する。

 

Instagramは、ファクトチェッカーにどのコンテンツ検証してもらうかを決定するため、同社コミュニティとテクノロジーからのフィードバックを組み合わせて使用するという。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marking Magazine」の12/17公開の記事を翻訳・補足したものです。