イーベイ・ジャパン株式会社は、2018年のブラックフライデーおよびサイバーマンデーを含むサイバーウィークにおける日本の越境セラー、および米国におけるトレンド調査の結果を発表した。調査の結果、米国では、日本の越境セラーからの出品アイテムの中で、キャラクターグッズや楽器が特に人気が高いことが明らかとなった。
日本ではおもちゃ・コレクターズアイテムが最も売上伸長
まず、世界でサイバーウィークに取引の多かった商品として、ブラックフライデーではNINTENDO SWITCH(ピーク時:6秒に1台)、時計(17秒に1台)、シューズ(2秒に1足)が挙がっている。また、サイバーマンデーでは、MacBook Airが売り上げ台数10,000台を超え、エレクトロニクス・カテゴリーの最大の売上貢献商品であった。また、サイバーマンデー限定セールを行ったAdidas”Cream White”YEEZY 350は、ファッションカテゴリーにおいて最も成功したプロモーションとして売上に貢献。スポーツアイテムも1秒に1アイテム、バック類は20秒に1個販売された。
一方、特に日本特有のグッズや商品の取引の伸長がみられた日本の越境セラー。特にブラックフライデーとサイバーマンデーには、おもちゃ・コレクターズアイテム(売上伸長第1位)、楽器(第2位)、カメラ(第3位)を含むカテゴリーが急伸。また、この2週間は、その前の同期間と比較して、より単価の高い商品が購入された。
販売数が多く見受けられた日本特有の商品として、おもちゃ・コレクターズアイテムで、ポケモンカードゲーム(5,321個)、遊戯王カード(3,374個)、ダイカストカー&ミニカー(3,215個)、ドラゴンボール関連フィギュア(1,478個)が挙がり、楽器では、オタマトーン(158個)、エレキギター(228本)、ヤマハ(664点)が、カメラではニコン(2,822点)、キャノン(1,694点)が挙がっている。
古くから、米国における「感謝祭」(11月第4木曜日)の翌日の金曜はブラックフライデーと呼ばれ、クリスマス商戦がスタートする日とされている。このブラックフライデーに加え、サイバーマンデーを含む週はサイバーウィークと呼ばれる米国最大の商戦期であり、日本でも冬のショッピングイベントとして耳にする機会が増えている。
今回のトレンド調査では日本の越境セラーの売上から、日本特有のものに依然として人気が集まっていることが明らかであった。