アリババグループは8月23日、第2四半期の決算を発表。アリババグループ全体の売上は809.20億人民元(約1兆3,105億円)と昨対比61%増で、営業利益は昨対比54%減の80.2億人民元(約1,299億円)と増収減益であった。なお今回の減益について、アリババ社員へのアントフィナンシャルの報酬に関連する株式報酬費用の一時的な増加によるものだと説明する。

基幹事業であるEC事業における売上は昨対比61%増の691.88億人民元(約1兆1,205億円)。アリババの中国小売マーケットプレイスにおける年間アクティブユーザーは5.76億人に達しており、2018年3月31日時点の記録より2,400万人の増加だ。また、同マーケットプレイスにおけるモバイルの月間アクティブユーザーは2018年6月時点で6.34億人に達し、2018年3月31日時点の記録より1,700万人増加した。

 

アリババグループCEOのダニエル・チャン氏は「EC以外の大きなターゲット市場にもリーチするためにデジタルエンターテイメントとローカルサービスを提供する計画を進めている」とコメントしており、今期のデジタルメディア・エンターテイメント事業の売上高は昨対比46%増の59.75億人民元(約968憶円)と顕著な伸びをみせた。アリババは今後、消費のあらゆる側面でより多くの価値と選択肢を消費者に提供すべく計画をすすめていく。