楽天株式会社は19日、家電分野を中心とした、利便性の高いショッピング体験を提供することを目的に株式会社ビックカメラと新会社を設立するための基本合意書を締結したことを発表した。

 

家電をECサイトで購入するユーザーが拡大している中、生活必需品の当日・翌日などの迅速な配送を始めとして、大型家電の設置依頼や家電の使い方の相談など、家電通販特有のニーズも高まっている。

新会社を設立する理由は、「楽天市場ビックカメラ店」として楽天市場に出店しているビックカメラが、上記のようなニーズを満たし、より一層利便性の高いサービスを提供するために楽天との連携を高めることが目的。今後、「楽天ビック」として生まれ変わるサイトでは、スムーズに設置工事を依頼できたり、サイト上でビックカメラ実店鋪における商品在庫を確認したり、店舗受け取りできるようにするなど、利便性の向上を図る。

 

今回、楽天とビックカメラ、ECモールと家電量販店がタッグを組んで効率化を図る事になったが、具体的にいつ「楽天ビック」に生まれ変わるのか、などの詳細はまだ未発表。楽天はAmazon・Yahoo!ショッピングの攻勢を受け、ビックカメラもヨドバシカメラとの競争が熾烈。今後どのように展開していくのか注目である。