アスクル株式会社(以下アスクル)はセブン&アイホールディングス(以下、セブン&アイ)との業務提携を7月6日に開始。アスクルの運営するECサイトLOHACOとセブンの運営するomni7における相互送客の他、LOHACOを活用して新業態である生鮮食品ECビジネスで協働を開始する。

 

 

また、両社は協業して生鮮食品EC事業である「IYフレッシュ(仮称)」をLOHACO内で開始予定だ。

30~40代の有職女性や子育て中の女性をターゲットに、セブンプレミアムを中心とする商品群の取り扱いや、10分以内で調理可能な簡便キットと動画によるレシピ紹介を行う。ネットスーパーにおける購入したアイテムの受け取り機会ロスといった不満に対しては、1時間単位の小刻み配送により対応する。

 

まずは新宿区、文京区を対象に11月末にサービスを開始し、翌年5月に東京西部・北部へ拡大 。その後も2018年中に東京23区まで拡大し、2020年秋頃には東京だけではなく首都圏まで拡大させる計画だ。

 

アスクルは、Eコマース事業に関して、商品・サービスの見直しを進めている。アスクルとセブン&アイ共にユーザーの利便性・利用満足度を上昇させることが狙い。双方ターゲットや取扱商品領域が異なることから、互いの経営資源を活かしたシナジー効果を期待している。