【米国】2017年度クリスマスセールのオンライン購入額は昨年比12%増の1,290億ドルと予測 | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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2017/10/13

【米国】2017年度クリスマスセールのオンライン購入額は昨年比12%増の1,290億ドルと予測

米の市場調査会社Forrester Research Inc.(以下Forrester)の最新の調査によると、5人中2人の消費者が昨年よりも今年のクリスマスシーズンにより多くお金を費やす予定であることがわかった。

 

ブラックフライデー(感謝祭(11月の第4木曜日)翌日の金曜日)まで約8週間。オンライン小売業者は2017年のクリスマスのEC商戦の戦略を練っている最中だ。Forresterによると、今年のクリスマスシーズンには5人のうち2人が昨年よりオンラインにより多くを費やす予定とのこと。

同社の「Forrester’s 2017 Online Holiday Outlook report for the US (2017年米国クリスマスシーズンオンライン販売展望)」よると、オンラインでクリスマス用の買い物をする人の総数は前年比3%増。消費者の平均消費額は689ドルで、2016年と比べて8%増加する見通しだ。

同社はオンラインでクリスマス用の買い物をする人数の上昇傾向を受け、彼らがクリスマスシーズンに費やす予定額から、売り上げが前年比12%増にまで達すると予想している。

2015年から2016年に起こった、オンライン購入額が11%から14%へ変化したように大きな上昇ではないが、これは依然としてクリスマスEC販売の2桁の伸びを示しており、今年のオンラインでの買い物客は1,290億ドルを費やす予定だ。ちなみに2016年の総額は1,150億ドル。

 

Forresterのデータ:米国のクリスマス用オンライン販売売上高(単位10億ドル)

Forresterのアナリスト、Fiona Swerdlow氏は「米国では今年の感謝祭から12月25日までのわずか1カ月半の間、小売業者は最大の利益を上げようと入念に計画を練っている」と2017年米国クリスマスシーズンオンライン販売展望に記載。さらに「ブラックフライデーから、続くサイバーウィーク辺りに再び売上は上昇するだろうが、ここ数年と同様に小売業者は11月上旬にクリスマスキャンペーンを開始する予定」とも述べている。

米のクラウドコンピューティングシステム提供企業Salesforce社は、発表した「データセンターによるクリスマスの洞察」の中で、2017年のブラックフライデーは米国史上最も忙しいオンラインショッピングの日になるだろうと予想している。

「昨年のブラックフライデーは、初めてサイバーマンデーの売り上げを上回った祝日だった。今年はさらに多くの買い物客がブラックフライデーでオンラインを利用することを期待している」とSalesforce 社のRob Garf氏はブログに記している。

Salesforceのクリスマスショッピングデータは、2017年のレポート「2017 Connected Shoppers Report」に追加する形で2,000人以上の消費者を対象に行われた調査と、同社の提供するプラットフォームCommerce CloudMarketing Cloud Social Studioから抽出された分析の組み合わせである。

このSalesforceのクリスマスシーズン予測では、12月3日(日)までにクリスマスショッピングを完了する消費者は50%、12月15日(金)までに完了するのは80%とのこと。また同社によると、オンラインで購入するかどうかを決定する際に消費者にとって最も重要な2つの動機となる、最大割引と送料無料となる料金の引き下げが、11月23日(木)から11月27日(月)までのサイバーウィークに行われる予定とのこと。

Forresterは、2017年の実店舗でのクリスマスセールの売上高は2017年から1%も上がらず(0.3%)およそ549億円の横ばいで推移すると予測。

米のマーケティングおよび事業開発Euclid Analytics社CEOのBrent Franson氏は「それでもオンラインとオフラインが互いに影響がないと思う小売業者は、自分たちを欺いている」と言う。

同社は2017年9月に1,500人の消費者を調査し、今年のクリスマスシーズンに向けたオンラインおよびオフラインの買い物行動を分析。調査結果では、消費者の55%が実際に店を訪れて製品を直接確認して、後日オンラインで購入することがわかった。

またForresterの調査では、小売業者が「完璧なオムニチャネル実現」の経験を提供する必要性が指摘されている。Swerdlow氏はForresterの「2017年米国クリスマスシーズンオンライン販売展望」に以下のように記している。

「米国のオンライン購入客はデジタルタッチポイント(オンライン上の顧客との接点)と実店舗間を互換的に研究し、拡大する顧客との接点全体で優れた(ショッピング)経験を提供することの重要性(および複雑さ)を強調する」。さらに「オンラインで購入して後ほど店で受け取るというオプションは、33%の消費者が前回のクリスマスシーズンに特定の購入を決めた理由でもある」とも記している。

 

※当記事は米国メディア「Marketing Land」の9/28公開の記事を翻訳・補足したものです。