9月22日時点で、Amazonの市場価値は4,565億ドル、アリババは4,507億ドルとなっており、2社の差はわずか1.3%にまで接近。

この2ヵ月前、この差は1,000億ドルもあったにもかかわらず、今年、アリババの株価は2倍増、Amazonは27%増で、2社の株は世界の投資家に最も人気のある銘柄と言ってもいいだろう。

2016年、Eurormonitorのデータによると、アリババは中国内で47%の市場シェアを締め中国EC市場1位だ。2位の京東は20%、Amazonは1.3%しかない。しかし、Amazonは中国市場以外のイギリス、アメリカ、日本、フランス、ドイツ市場ではシェアはトップである。

2社は現在、東南アジアやインドなどの新興市場を奪い合っている。アリババはPaytm、Snapdealに投資、Amazonは再来年インド市場でシェア1位を占めると見込まれている。

事業領域についても2社とも純粋なEC企業ではなく、映画、芸能、クラウドコンピューティング領域にも足を踏み入れている。ECビジネスは2社の営業収益の80%超となっているが、2社ともクラウドコンピューティング領域を重視し、2017年第2四半期の財務報告では、AmazonのAWSは営業収益41億ドルで全体の13.48%を占め、アリババは3.59億ドルで全体の5%近くを占めている。

2社のビジネスモデルが異なっているため、比較分析する際には、その相違と中国、アメリカの経済環境を考慮しなければならない。馬雲氏はAmazonと競合することをあまり考えていなく、Amazonから何かを勉強することを研究していると述べている。

 

※当記事は中国メディア「電商報」の9/25公開の記事とと「新浪科技」の9/25公開の記事を翻訳・補足したものです。