無印良品中国は2017年秋の価格を8月26日に発表した。これは2014年に無印良品が中国に進出して以来7回目の価格改定となる。今回の価格改定は家具、デジタル製品、美容健康に集中しており、価格は大幅に安くなる。家具は67%、デジタル製品は21%、健康美容24%も安くなっている。
無印良品は中国では比較的高価格帯のブランドとして認知されており、日本とのポジショニングが異なることもあり、中国での事業展開に苦慮していた。
価格調整の理由としては、日本から輸入する商品が減り、原材料コストが下がったことが大きかったようだ。また、円が安くなっていることも拍車をかけている。さらに、中国市場で店舗数を増やしてきており、ある程度利益率を犠牲にすることができる体制が整ってきたことも影響しているようだ。その結果、競合との価格競争を行うために大幅な値下げに踏み切ったとみられる。無印良品は2018年には、日本と中国でほぼ同じ値段での販売を実現させる予定だと述べている。
※当記事は中国メディア「Ebrun」の9/06公開の記事を翻訳・補足したものです。