中国大手EC企業、JD(京東)の物流子会社の京東物流は国薬集团、紅運堂、華潍薬業、福康薬業、广林薬業、蘇州恒鼎、健橋薬業、怡康医薬集团という8つの医薬物流企業と「京東医薬戦略協力協議」を立ち上げた。

これら8つの医薬物流企業と連携を行い、医薬品販売へのテコ入れを行っていく。

中国の医薬品販売に関しては、2つの事業領域がある。1つは、医薬品メーカー。メーカーは薬を製造・販売している。2つ目は、医薬物流企業。物流企業は、薬の保存、配送を主に担当している。

京東は創業当初から医薬業界と深い縁があり、2011年には九州通医薬集団と連携し、オンラインでの医薬品販売を開始。しかし国の政策などの影響で2年後、その連携は解消した。しかし、現在も京東は医薬品販売サイト京東医薬を運営しており、医薬品事業への事業拡大を諦めていない。今回、京東は自社の物流配送システムの強みを活用し、物流を入り口として、医療システムの構築を視野に入れている。今後、オンラインでの診察予約、お会計、遠距離治療などを実現させると見込まれている。

 

※当記事は中国メディア「Ebrun」の9/06公開の記事を翻訳・補足したものです。