Amazonは7月27日にPrime Nowのサービスをシンガポールで開始すると発表した。

昨年11月、Amazonはシンガポールに進出するという報道があった。もともと2017年第1四半期の予定だった計画は後回しになり、Amazonは早くとも7月下旬から8月上旬に、シンガポールに進出する見込みとされていた。

現在、Amazonは既にシンガポールのInstagram上の有名人を通じて、Prime Nowの宣伝を開始している。

2017年、Amazonは新市場への進出を行っている。Souq.comを買収し、中東市場を拡大。現在、6億人の消費者がいる東南アジアにも進出している。シンガポール投資会社Temasekの昨年のレポートによると、東南アジアのEC市場でのAmazonのシェアは5%に留まっているが、今後10年以内に大幅な成長が見込まれている。現在、東南アジアでは毎月380万人のオンラインユーザーが増加している。

Amazonがシンガポールを東南アジア進出の起点として選んだ理由はシンガポールは西洋の消費文化と共通要素が大きいためといわれている。2025年までに、東南アジア最大の経済大国であるインドネシアの消費者のEC支出割合が50%超となる見込みもあり、東南アジア市場は今後熾烈な競争が予想されている。

今後、Amazonはシンガポールを東南アジアの拠点にし、インドネシアを狙う見込みだろう。

 

※当記事は中国メディア「電商報」の7/26公開の記事を翻訳・補足したものです。