7月21日、AmazonはAmazon Pay Placesをというペイメントサービスを提供、実店舗への進出拡大を狙っている。消費者はAmazon Pay Placesを利用して、Amazonのアプリ上でT.G.I.Fridaysというレストランの事前注文予約をすることが可能になった。

現在、アメリカのボストン、ワシントン、フィラデルフィア、バージニア、ペルシルベニアの各州で、このサービスの利用が可能。

PayPalは、Amazonより先に同様の機能の提供を行い、オンラインペイメントプラットフォームだけではなく、多種多様な金融ツールの提供を目指している。実店舗でのペイメント、海外への振り込みなどの機能を実現していきたい意向を持っている。今年の前半、PayPalはGoogleのAndroid Payと協力し、PayPalのユーザーが実店舗でクレジットカードの代わりに、モバイルでの支払を可能としていたが、まだ初期成長段階である。Amazon Pay Placesが先行すると、PayPalに対して大きな布石となるだろう。

2017年、トップ1,000社のInternet retailersのうち、459社がPayPalのモバイルペイメントを採用、68社がAmazonのペイメント方法を採用している。現段階、PayPalのオンラインペイメントが優位を占めているが、今後の展開に注目だ。

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の7/26公開の記事を翻訳・補足したものです。