世界最大の小売業者Walmartが4月19日から6月末まで、オンラインで購入した商品を、オフライン(Walmartの実店舗)で受け取る顧客に割引サービス(Pickup Discount)の提供を開始した。このサービスは当初1万種類の商品をカバーする。今後、100万種類まで商品数を拡大していく予定。
WalmartのECビジネス責任者Marc Loreによると、Pickup DiscountはWalmartの物流コストを削減、運営効率の向上に役立っている。削減したコストで顧客に割引を提供している。
2017年1月に、提供を開始したAmazonのPrimeと類似する同社のサービス(シッピングパス)はすでに変更され、35ドル以上を消費した顧客に2日間以内配達サービスに変えた。
<参考>
【米国】Walmart、35ドル以上購入で2日以内配送無料サービスを開始
【米国】Amazon、Walmart社のEC販売第4四半期決算をうけ無料配送最低購入価格引き下げへ
現在、AmazonはアメリアEC市場シェアの34%を占め、Walmartは5%未満である。さらに、2021年には、Amazonのシェアは50%に到達すると見込まれている。今回の動きでWalmartはどれだけ劣勢を挽回できるか注目していきたい。
※当記事は中国メディア「雨果網」の4/13公開の記事を翻訳・補足したものです。