EC事業会社に転職する際の重要な3つのスキルと注意点 | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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人材
2018/02/05

EC事業会社に転職する際の重要な3つのスキルと注意点

EC事業会社に転職する際の重要な3つのスキルと注意点

 

EC市場はここ十年間で急速に伸びた市場だ。しかしその一方で、慢性的な人不足が業界内で問題になっている。そのため良い人材は業界内で少なく、企業間で取り合いになっている現状だ。そのような需要過多の状態であるEC業界は、裏を返せば転職者にとっては転職先として魅力的な業界であるといえる。そこで今回はEC業界の中でも特にECサイトを運営している「EC事業会社」へ転職する際に武器になる3つの重要なスキルを紹介していく。

 

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EC業界の転職事情

 

厚生労働省が発表した2017年2月の有効求人倍率はバブル期の最高値を超え、43年2カ月ぶりの高水準の1.53倍となっている。ここ数ヶ月は多少落ち着いてきたものの、ここ数年の求人倍率から言えば、増加傾向なのは間違いない。

 

そしてEC業界もその流れの中で、業界全体で多くの転職が行わていると推測される。

EC業界と一言で言っても、その企業のタイプが主に2種類ある。「EC事業会社」と「EC支援会社」だ。「EC事業会社」は、実際の商品をECで売っている会社で、楽天やamazonに出店していたり、独自ドメインサイトを運営し商品を販売するような企業である。「EC支援会社」は文字通り、「EC事業会社」を支援する会社だ。カートASPや決済等のECを運営するために必要な関連システムを提供する会社や、EC専門のコンサルティングや広告管理、さらには運営代行を行うような会社など多種多様だ。

 

今回の記事ではEC事業会社への転職を主に取り扱っていくこととする。

 

 

EC事業会社へ転職する際に武器になる3つのスキル

 

ECサイトを運営しているEC事業会社では一体どのような業務を日々行っているのだろうか。EC事業会社で働いたことが無い多くの人にとって、ECサイトはスマホサイトなどで普段使っているものの、その裏側はなかなか想像しにくいかもしれない。そこでEC事業会社の一般的な1週間の業務の流れを見ていこう。

 

 

週の初めは主に前週の振り返りとして広告効果やサイトの各種指標のチェックを行う。その結果を元に施策の修正や新たな施策を行う、という流れが主である。思ったよりも地味に映るかもしれないが、ECサイトの運営においてはこのような地道な作業は非常に重要になってくる。

このような業務を行っていく戦力として考えると、3つの重要なスキルが浮き上がってくる。1つ目は「ECに関する経験と知識」、2つ目は期限内に施策を実施しPDCAのサイクルをうまく回せる「プロジェクトマネジメント力」、そして3つ目は得られたデータを適切に分析する「数字への強さ」が必要なスキルとして考えられる。

 

ECに関する経験と知識

まず、EC事業会社全体の傾向としては、ECに関する経験と知識を持つ即戦力となり得る人材を欲しがる傾向があるようだ。業界が発展途上ということもあり、詳しい知識を持つ人が少ないことと、ECへの参入もしくは新規開店の多さが背景としてあるようだ。

EC事業を立ち上げたばかりの企業の目線に立ってみると、「どのサービスを導入すればいいか」、「立ち上げ段階で何をすればいいか」、「どのようにマーケティングすればいいか」といったことが1から10までわからないのが普通だ。そもそも上記のネットショップ担当者の1週間の業務内容すらしっかりと理解していない場合も多い。そこで企業は、ECの知識がありこのような疑問を解決してくれるような人材を即戦力として獲得しようとするのである。しかし知識や経験は学ぶ力のある人材からしたらすぐに吸収することが出来るものだ。ECに関する経験と知識が無いからと言って転職が不利になると言うものでもないし、経験と知識さえあればどのような人材であっても良いというものでもないので注意したい。

 

プロジェクトマネジメント力

期限内に施策を実施しPDCAのサイクルをうまく回せるようなプロジェクトマネジメント力は、少人数で行うことがほとんどである実際のEC店舗運営において非常に重要なスキルの1つである。

EC事業会社のほとんどはベンチャーもしくはそれに近い中小企業である場合がほとんどである。また、たとえ大企業であったとしても実店舗メインの企業であれば、EC事業部の規模は十数名以下であることが多い。そこで重要になるのが、人のマネジメントではなく、スケジュールや予算をきちんとマネジメントする能力である。小さい組織で横断的にコミュニケーションをとりながら、1週間でやらなければならないメルマガやキャンペーンに向けた準備、広告予算の配分などを的確にマネジメントする必要がある。もし、小さい組織でのマネジメント経験があればそれは1つの大きな武器となるだろう。

 

数字への強さ

EC事業会社で働く際に、一番重要とも言える能力が数字への強さだ。その要因は、リアル店舗とEC店舗の一番の違いである「結果が数字になって返ってくる」ことにある。

実店舗では正確な来客数やそれに対する購入率、接客の質、チラシの効果など数値化するのが難しい要素が多い。一方でECサイト運営ではPV、CVR、広告のROI等、すべてを数字で正確に把握することができる。つまり裏を返すとECサイト運営ではその数値を分析し、新たな施策を立てる必要がありその能力の高い人材は非常に重宝される。企業の状況によって異なるが、デジタルマーケティングやデータベースマーケティングのスペシャリストが業界全体として求められている。ECサイト運営担当者の1週間の業務内容を見ても、広告やメルマガ、SEOなどの数字に関する業務が多いことが分かるだろう。つまり、顧客獲得の流れのどの段階においても数値分析と的確な施策の策定が重要になるのである。データ管理や分析の経験はEC事業会社への転職の際には大きな武器の1つになるだろう。

 

 

EC事業会社への転職成功例と気をつけるべきこと

次に、EC事業会社への転職のよくある成功例と、その逆の気をつけるべきことを見ていこう。

 

EC事業会社への転職成功例

EC業界特有のよくある転職成功例としては2パターンほど挙げられる、まず1つ目が扱う商材を変えるというケースだ。例えばもともとアパレル通販を行う会社になんとなく務めていた人が、自分の興味がある化粧品を扱うEC事業会社へ転職、というものだ。自分の興味のある商材を扱えるようになったことで仕事へのモチベーションが前職より格段に向上すると言った形で経験も活かしつつモチベーションも高い状態で働くことが出来るようだ。2つ目は、中小企業から大企業への転職というケースだ。例えば小さな化粧品通販サイトを運営している会社に務めていた人が、大手有名化粧品会社のEC部門への転職をするというものだ。これは、大手化粧品会社のEC参入や拡大などにともなって採用されるケースで、前述のECに関する経験と知識を買われた形での転職例である。新卒で入社するには、ある程度学歴がないと難しいような有名企業でもECの経験と知識があれば、転職によりEC部門で採用される可能性も高まる。その他、EC事業会社への転職に限らない転職成功事例ではあるが、年収アップ待遇改善より働きやすい勤務地への転職などを理由に転職をし、成功した事例も多くある。

 

気をつけるべきこと

EC業界の転職で最も気を付けなければならないことは、大手の転職サイトを使うと自分に合った転職先が見つからない可能性がある点だ。一般的な大手転職サイトや大手のキャリアアドバイザーは、求人そのものの絶対数は多い反面、EC業界に詳しくないことも多いため、思ったような求人が紹介されなかったり、探す効率もあまり良くないケースがある。そこでおすすめなのが、EC特化の転職サイトやエージェントである。求人件数そのものは多くないものの、EC業界に精通しているエージェントがいるので、自分にあった転職先を紹介してもらえるケースが多い。必要に応じて大手と業界特化の転職サイトそれぞれを使い分けることも必要かもしれない。

 

いきなりEC事業会社に転職する前に

もし未経験でEC業界に興味をもっていて、EC業界の企業へ転職したいなら、EC支援会社がおすすめである。なぜなら、EC事業会社は前述の通り即戦力となるEC経験者の人材を求める傾向があるからだ。逆にEC支援会社では未経験者を募集していることも多く、ECに関する知識も得ることができるので転職後、今度はEC事業会社へ再転職しキャリアアップを目指すこともできる。EC支援会社に転職することで、今後EC業界で必要とされる人材に成長できる可能性が高まる。

 

 

EC事業会社へ転職するために

 

人材を募集しているEC事業会社は、EC事業を立上げたばかりか、売上拡大中である場合が多い。そのような成長中の企業でみなさんのキャリアを磨いていくためには、どのようなスキルが必要になり、どのようなことに注意していけばいいかお分かり頂けたのではないだろうか。しかし、ここで紹介したことよりも重要なことは、「今の仕事を一生懸命やって経験を積む」という一言に尽きる。今の仕事を一生懸命やって初めて、それが経験として転職時や転職後へ活きてくるだろう。

最後に、もしこの記事を読んでEC事業会社やEC支援会社への転職に興味を持った方や転職に関してまずは相談したい方は、以下からEC業界専門のキャリアアドバイザーに直接問い合わせをおこなって欲しい。あなたにとって最良のキャリアが見つかるかもしれない。

 

 

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