アメリカの小売業が現在に危機に陥っている。クレディ・スイス最新の研究レポートによると、2022年、アメリカでは現在の1,100店舗のショッピングモール(実店舗)のうち、およそ25%が閉店する見込みだ。

ここ数年でSears and Roebuckメイシーズコールズのような伝統的なショッピングモールが大幅閉店した。また、小売業者Abercrombie & FitchGuessWet SealMichael Korsなどの一部の店舗も閉店する店舗が増えている。2017年中に、約アメリカ全土総数8,640の店舗が閉店する見込みだ。この値は2000年以来最大となっている。

 

しかし、アナリストMarcotteは、このレポートには不十分なところがあり、小売業界全体の変化への視点が足りないと述べている。現在、たくさんショッピングモールが数百万ドルで店舗を改装し、図書館、アパートやその他のエンターテイメントインフラを取り入れ、消費者を引こうとしているという事実には触れていない、としているためそれほど悲観的に捉える必要もないという論調も一部ではまだあるようだ。

 

<参考>

【米国】小売店舗が大量に閉店、昨年の2.5倍のペース

 

※当記事は中国メディア「雨果網」の6/12公開の記事を翻訳・補足したものです。