「商品撮影を上手に行う5つのポイント」 ここだけのコマースお悩み相談 | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
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2013/03/27

「商品撮影を上手に行う5つのポイント」 ここだけのコマースお悩み相談

 

 

 

コマースお悩み相談:商品撮影が得意ではないんです

 

eコマースサイトにおいて、商品の写真や、商品ページで商品を訴求する写真は、非常に重要なものです。

もちろんそのことは、eコマース関係者の多くは知っていることですが、一方で、商品撮影が得意ではない、と言うeコマースの事業者も非常に多いのも事実です。

商品の撮影が上手に行えなければ、訴求力のある商品写真をeコマースサイトで提供することは難しくなってしまいます。

「コマースお悩み相談」、第一回目は商品撮影が得意ではないお悩みを持つショップのご相談です。

皆さんは、商品撮影に不安を持ったことはありませんか?

 

 

 

商品撮影にまつわるよくあるお悩み

 

お悩みを持つショップの担当者の方に聞くとこんな回答が返ってきます。

 

商品撮影をどのようにおこなっていますか?

スタジオになるような広い場所がないから綺麗なテーブルの上で撮影しました

借りて来た一眼レフで商品を撮影しました

 

どのような画像をページに配置すると良いか知っていますか?

分かりやすい画像を心掛けています

商品の全体像が分かるようなものを配置しています

うーん、特に考えたことがないですね

 

撮影のときにどのようなことを意識していますか?

出来るだけきれいに撮ろうと思ってます

カメラをうまく使いこなすように頑張っています

 

他のショップの商品写真を見ていますか?

あまり見たことがないですね

すごい上手に撮影しているショップがあって、きっとプロが撮影しているんだろうなと思っています

 

このようなショップの方々だけではないと思いますが、このような状況のショップも多いのではないでしょうか。

思ったより、eコマースサイトに掲載されている商品画像の撮影現場は、普通の日常に近いことが伺えます。

 

 

解決策はテクニックよりマインドセットの問題?

 

実際のサイトを見ても、パッケージのまま商品を撮影したものを掲載していたり、生食品を調理せずに掲載していたり、テーブルの上に商品を置いて撮影していたり、もう少し考えたい商品の画像が使われているケースも多く見られます。

それでは、売れているショップは、どのように商品写真の撮影を行っているのでしょうか。

確かにプロに依頼しているショップもあるかもしれません。しかし言えることは、たかが商品撮影と思わず、考え抜いて行っている、と言うことです。

食料品、アパレルなどは特に商品撮影でコンバージョンに大きな差が付くと言われています。

 

では、実際に どのような技術が必要なのか?

そのような技術は一朝一夕で学べないのでは?

と言う声も聞かれますが、実はそのようなテクニックではなく、まずは考え方一つで大きく変えることが出来ると思っています。

 

 

商品撮影を上手に行う5つのポイント

 

ここでは、商品撮影が得意ではないeコマース事業者の皆さんに考えて欲しい5つのポイントをお教えします。

 

  • Point1:購入する方の気持ちに立ってみる

売っている商品を買いたい人の立場にしっかり立ってみてください。ずっとショップ運営をしていると、これがなかなか簡単ではない場合も多いので、友人に聞いたりして、常に客観性を大切にしてください。

そして、どのような写真、どのような写り方をした写真があれば購入したい人は欲しいと思うのかを、徹底的に考えてみてください。

そうすることにより、どのようなカットの写真が良いのか、商品をどのような状態で撮影するのが良いのか、などが少しずつ分かってくるのではないでしょうか。

 

  • Point2:出来上がりや、利用しているシーンの写真を撮る

次にどのような写真、どのような写り方をした写真があれば購入したい人は欲しいと思うのかを、徹底的に考えてみてください。箱に入った状態の商品だけを見てもイメージが沸きませんし、生食品を見ても涎はなかなか垂れてきません。

以前はキレイにお皿に並んでいる辛子明太子の写真を掲載していたが、お茶碗に山盛りテンコ盛りに辛子明太子を盛った写真に変えた途端にコンバージョンが大幅にアップしたと言う話もあります。

キレイなだけでなく、購入したい人の心を上手に掴む写真を探してみてください。

そして、購入したい人が、その商品を購入したら、こんなに楽しいことが待っている、こんなにワクワクする、と言うのを写真からしっかり伝えてください。

 

  • Point3:サイズ、におい、色味、等を想像出来るように考える

アパレルや雑貨などはサイズ、色味、素材感などが重要ですし、食品はにおいまで写真から伝わるくらいの迫力が大切です。着用したモデルさんのサイズを明記したり、誰もが知っているものと並べてサイズや素材や色味の違いを伝わるようにしたり、することはもちろんのこと、購入したい人の想像力をかきたてるカットをしっかり考えてみてください。

より美味しそうな写真を撮影するために、ネットショップ総研の長山氏は、2日間断食をしたこともある、と言う話をされていいました。断食をすることを薦めているわけではありませんが、そのくらい考えることが大事だと言うことを表している話だと思います。

 

  • Point4:他の優れた同業ショップの写真を参考にする

そうは言ってもなかなか、Point1~3のようなことが出来ない、難しいと言う方も多いと思います。

そのような時は、インターネット上には沢山のショップが優れたお手本を見せてくれているはずです。

特に、同じような商品を取扱っているショップで掲載している写真はどのようなものか、どのように撮影しているのか、しっかり勉強して、参考にしてみてください。

 

  • Point5:とにかく沢山撮影する

いずれにしても、多くのチャレンジ、失敗の上に、他社に負けない商品写真の技術が成り立っていることが多いと思います。有名店を運営している方は、数千枚の撮影を一つの商品に対して行うこともあるとの話も聞きます。

ショップで取扱っている商品を一番魅力的に見せる、とっておきの数カットを見つけるには、トライが必要だと言うことです。

 

 

こうして考えると、テクニックはそこまで重要ではありませんが、チャレンジする気持ちはとても大切なのかもしれません。

 

 

eコマースサイトを、消費者の立場で買いまわっている時には、商品写真が分かりにくいな、もっと良い写真撮れないのか、と思うときもあると思いますが、いざ自ショップの商品写真をどうするか、となると、このように非常にハードルが高い作業になってきます。

そのため、商品写真の撮影のみを代行する支援業者も増えてきており、全てを自分達だけで行うのではなく、場合によってはそういう専門企業に依頼するのも手だと思います。また、知り合いにカメラが得意な人がいれば上記の考え方を実践してもらって撮影してもらっても良いかもしれません。

「餅は餅屋」と言う言葉も日本には昔からあるように、ショップの強みを理解し、上手に役割分担を行っていくことも、この多角化したeコマースの運営を乗り切るためには重要になってくるのではないでしょうか。

 

 

※このコーナーは、特定のショップのご相談ではなく、よくあるご相談を一般化したものです。