株式会社スクロール360が提供する「物流代行サービス」と、シッピーノ株式会社が運営する出荷自動化アプリ「シッピーノ」が、連携を開始した。
これにより、大手ECモール・カートシステムでサブスクリプション型販売を行うEC・通販事業者へ、さらなる支援を実現できる。
連携の背景
近年、大手モール型ECでも定期購入の機能が実装されるなど、サブスク型の購買機能の需要が高まっている。しかし、サブスクは売上が安定しやすいというメリットがある一方で、単発購入やサンプル品購入からサブスクへの引き上げ・定期購入の顧客維持に課題を抱える事業者も多い。このような課題を解決するためには、メールマーケティングなどのCRM施策に加えて、高い物流品質と、オリジナル梱包や商品同梱物を活用した顧客体験の向上が不可欠な状況だ。
そのような中で、スクロール360の「物流代行サービス」は、リピート通販の物流支援を得意領域とし、サブスク型ECの課題を解決できる。しかし、ECと倉庫現場の連携という面では、導入へのさまざまなハードルを越える必要があった。そこで、「物流代行サービス」を、サブスク型EC・通販事業者に手軽に利用してもらうために、導入のしやすさに定評がある「シッピーノ」との連携に至った。
連携概要
「物流代行サービス」は、一般的にオプション業務とされていることが多い“同梱物対応”や“ギフトラッピング”にも標準対応し、さらに最短で14日から導入できるプランも設けるなど、高い物流品質を短いリードタイムで提供している。一方、「シッピーノ」は受注処理や出荷依頼を自動化するWEBアプリケーションで、初期設定のハードルが低いという特徴がある。このような特徴を持つ2つのサービスが連携することで、サブスク型ECのバックオフィス業務における外注化・自動化・高品質化を、容易に実現することができる。
「物流代行サービス」と「シッピーノ」について
「物流代行サービス」は、品質・コスト・スピードを徹底追求し、大量出荷時の波動対応、複数拠点対応、煩雑な同梱チラシ作業対応など、One to Oneコミュニケーションを提供。物流代行サービスと受注代行やコンタクトセンターサービスを組み合わせることで、社員を売上アップに繋がるコア業務に集中させることが可能となる。
「シッピーノ」は、国内大手ECモールやカートシステムと倉庫サービスを繋ぐことで、出荷に関わる一連の業務を完全に自動化できるサービス。「シッピーノ」を導入することで、EC・通販事業者は出荷業務に必要な人員を圧縮でき、マーケティング施策などのショップの売上を伸ばす施策にコストやリソースを集中させることができる。