BEENOS 株式会社は、連結子会社が運営する、越境EC 流通総額 No.1の海外向け購入サポートサービス「Buyee」にタグ設置のみで接続し、海外販売を可能にする「Buyee Connect」の初期費用、および月額費用を6月1日から無償化する。

 

これにより、越境化に伴う費用負担はなくなり、海外販売オペレーションもBEENOSグループが行うことから、日本企業は国内ECの運用のみで世界118の国と地域まで販売することが可能となる。

 

 

無償化した背景

 

2021年の世界の越境B2C電子商取引市場規模は7,657億3,000万米ドルで、2030年までに年平均成長率26.2%で成長すると見込まれている。さらに、新型コロナウィルスの影響によりインバウンド消費がリアルからオンラインへ移行したことに加え、DXやグローバル化の加速、円安の追い風も受け、新たな販路として越境ECの需要がこれまでにも増して高まっている。また、インバウンド再開後には訪日観光客のリピート買い需要を満たす販路としても、越境ECは注目されている。

このような状況下で、越境EC事業を展開してきたBEENOSグループは、越境ECサポートサービスである「Buyee Connect」の無償化を行うことで、導入ハードルを無くし、ECサイト事業者に国内マーケットだけでなく拡大するグローバルマーケットへの挑戦を後押しすることとなった。

 

 

「Buyee」とは

 

Buyee」は、330万人以上の会員数を抱え、アメリカや中国、台湾エリア等に向けた独自物流構築による安価な国際配送料、一律300円/オーダー毎の明朗かつ割安な手数料で、日本の商品を購入できる仕組みを提供している。

 

 

「Buyee Connect」について

 

Buyee Connect」は、タグ設置のみで自社ECサイト上に海外専用カートを簡易に開設し、「Buyee」の購入サポートフローと接続することができる海外向けの購入サポートサービス。今回の連携により、海外のお客様が連携サイトにアクセスした際にサイト上に海外専用カートが表示され、利用者は海外専用カート上の表示言語を、日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・インドネシア語・タイ語・韓国語・スペイン語・ドイツ語・ロシア語から選択することができる。さらに、Buyeeが海外発送手続きや多言語での問合せサポートなどを行うことで、海外の利用者は日本のECサイト上で商品を選定できるようになる他、日本のECサイト事業者の手間を軽減し、より簡易に海外対応を実現する。

 

 

 

BEENOSグループは日本企業の海外進出のハードルを無くすため、従来のドメスティックな国内ECから日本・海外へとシームレスにつながるグローバルECをNextスタンダードにすることを目指している。そこで、今回の無償化を皮切りに、今後は海外の方々が日本の商品をより購入しやすい環境構築をすすめるべく、各国のマーケットプレイスにもリスクなく出品を開始できるよう連携を進めていくとのこと。