運用型UGCソリューション「Letro」が、D2C通販・定期/単品通販カートシステム「リピスト」とAPI連携を開始した。
これにより、リピストを利用中のブランドは、購入者のUGC生成を自動化することが可能となった。
連携の背景
Letroがこれまでに支援したEC事業社の実績からも、ECサイトにおいてUGCを活用することで購入率、転換率が大いに向上することが明らかになっており、UGC活用はEC事業において不可欠な施策となっている。しかし、「インフルエンサーなどへの投稿依頼といった単発施策でしかUGC生成ができず、継続的にUGCが生成される仕組みを構築できない」、「複数の商品がある場合、UGCがある商品とない商品が存在するため、すべての商品でバランスよく同じ取り組みができない」、「ROIを計測する基盤がないため、手間のかかる施策に対して投資判断ができない」等の課題によりUGC施策の実施に至らない企業が少なくない状況にある。
さらに、UGC施策の成果向上を実現するモデル「運用型UGC」を実施するためには、ターゲットに応じた訴求のUGCを出し分けることが必要とされているが、企業が持ち合わせるUGCは単一訴求のものばかりになりがちであることから、運用型UGCに挑戦することができないという企業も多く存在している。
これらの課題を解決し、EC事業におけるUGCの活用を推進するため、累計導入社数約1,200社、流通総額は年間約900億円の実績を持つリピストとのAPI連携を行い、購入者に対してUGCの投稿を促すフローを自動化するサービスを提供するに至った。
機能について
リピストを利用する企業は、API連携されたLetroを利用することによって、リピスト内で保有する自社の顧客データを活かし購入者に対してUGC投稿を促すフローを自動化することが可能になった。具体的には、商品やサービス購入のタイミングでUGCの投稿を促すメッセージが送信されることで、購入回数に応じて継続的にUGCが生成される機会を創出。生成されたUGCの収集までを自動化することができる。
また、メッセージの内容や送信タイミングは企業ごとにカスタマイズできるため、UGCの投稿テーマを柔軟にコントロールしたり、購入初期や購入後数か月後など生成したいUGCに合わせてメッセージの自動送信タイミングを設定することができる。これにより、バリエーションに富んだUGCを生成することができ、訴求・SKU・展開チャネル毎にUGCを出し分けることが可能となる。
さらに、収集されたUGCはLetroに同期され、サイト上への表示から最適化まで行えることから、成果ポイントが可視化でき、結果的にROIの計測が可能になる。これらの機能により、UGC施策の実施に至らない要因を取り除くことができ、さらに「生成・収集・活用・効果測定・改善」のサイクルを定期的に回しながら、UGCの効果を最大化する仕組みを提供する。
「リピスト」と「Letro」
リピストの元となる「PRECS」のカートで定期購入機能を2008年より実装し、D2C市場を開拓。その知見を活かし、2013年11月に定期購入・頒布会に特化した「D2C/定期通販専門カートシステム」としてリピストをリリースした。これまでの導入社数は約1,200社、流通総額は年間約900億円の実績があり、カートシステムの提供だけでなく売上アップへのアドバイスも全プランで無償にて行っているのが最大の特徴。
一方、Letroは、企業のダイレクトマーケティング施策における「運用型UGC」の実現を支援することで、売上成果向上につなげるUGC活用ツール。食品や化粧品のD2Cや大手通販メーカーをはじめとする多数企業で売上成果向上の実績を上げており、通販業界における「UGC活用ツール」累計導入ブランド数No.1を獲得するなど、高い評価を得ている。
「Letro」では、今後もあらゆるマーケティング施策において”ユーザーファースト”なクリエイティブを実現するべく機能の開発・拡充に努め、企業のマーケティング成果向上に貢献していくとのこと。