楽天株式会社は、30日、レストランやファーストフードチェーンなどの飲食店での商品引き換えに利用できるデジタルチケットサービス楽券(らっけん)の提供を開始した。
楽券は、楽天市場に出店している外食店舗を運営する企業向けに実店鋪で利用可能なデジタルチケットを発行できるようにするサービス。楽券を導入した出店企業は、楽天市場から実店舗への送客を図ることができ、オンラインとオフライン双方におけるお客様の消費行動分析データを活用し、O2Oマーケティングに利用することが可能となる。ユーザーは楽券を利用することで楽天スーパーポイントがたまるほか、SNSやメール経由で家族や友人にギフトとして贈る事ができる。
本サービスは、楽天と株式会社ギフティが協業し、楽天市場のシステムと、ギフティの有する法人を対象としたギフト販売システムeGift Systemを連携することで実現している。
本サービスには、すき家、ミスタードーナツ、など5企業の外食チェーンが参加。来春にはサーティワン アイスクリームなどが楽天市場に出店、楽券を導入することが決定している。また外食カテゴリー以外の展開も検討している。
楽天はこれまでも楽天ポイントカードの展開など、実店鋪で活用できるサービスをリリースしている。楽券が世間にどのように浸透していくのかに注目したい。