Amazonは、Amazon Businessをインドでも2017年9月27日より開始した。

 

インドにおいてはドイツのMetro Groupが投資したPower2SMEと競合状態となっている。Power2SMEは2012年創立し、最近Inventus CapitalAccel PartnersKalaari Capitalから3,600万ドルの投資を受けて成長中の企業だ。

AmazonインドのB2Bプラットフォームは現在すでに1億個の商品を展開している。開始直後の18時間以内にサインアップしたセラーは1.5万社にも上った。

GST(インド物品サービス税)の登録番号を持つバイヤーがAmazonインドのB2Bプラットフォームに登録し、利用することができる。

今回はインド独自のサービスとして、インドの大手金融機関であるICICI銀行との連携により、最長45日間無利子で利用できるビジネスクレジットカードの発行サービスを受けることができる。また、物品サービス控除申請用のGST(インドの物品サービス税)インボイスを発行する機能が提供される。

最近改訂されたGSTにおいて、農産物や食品は0%、ジュエリーや大型家電などは28%といった税率区分がすべての商品やサービスに課せられているが、法人・個人事業主のユーザーはGST番号を入力することでAmazon Businessに登録することができ、ビジネス購買に対する税額控除(商品の種類により5~28%)を入力可能だ。

今回のサービス開始について、バンガロールに本社を置くIT企業Connoisseur Electronics Pvt. Ltd,のオーナーであるJagdish S. Verma氏は 「Amazon Businessによって、あらゆるテクノロジー用品やオフィス用品を、玄関先まで届けてもらうことができ品揃えが豊富で必要なものがすべてそろっていて、価格も手ごろ。Amazon Businessの利用により、時間とコストの両方の節約につながっており、これまでのところ非常に満足している。」と述べている。

 

Amazon Businessは2015年4月にアメリカでのサービス開始をきっかけとして、ドイツ、イギリスに展開、日本でも2017年9月にサービスを開始している。今回インドでAmazon Businessの利用が開始され、インド独自のサービスとしてICIC銀行との連携も行われる。今やAmazonは世界中の消費者に当たり前のように使用されているが、ビジネスユースされるサービスとして当たり前になる時代も近い。

 

<参考>

法人・個人事業主向け購買専用サイトAmazon Businessを日本でもスタート

【英国】Amazon Business、イギリスでサービス開始

 

 

※当記事は、中国メディア「雨果網」の9/29公開の記事を翻訳・補足したものです。