Weiboが公表した2016年のIR報告によると、2016年の総営業収益は前年比45%増の43.83億元(約700億円)。利益率は180%増と驚異的な伸びをみせた。

 

第4四半期に限ると、WeiboのMAU(月間アクティブユーザー)は7,700万人増加し、3.13億人となった。そのうちモバイル端末を利用するユーザーは90%を占めている。DAU(1日アクティブユーザー)は1.39億人まで増加。上場してから、アクティブユーザーの増加率は30%以上という高いレベルでの成長を保っている。広告営業収入は12.91億元で前年比55%増加し収益率は36%に達している。そのうち、モバイル端末は68%を占めている。

 

Weiboユーザーは、高学歴、低年齢という特徴がある。「2016年Weiboユーザーの属性レポート」によると、大学以上の学歴を持っているユーザーは77.8%を占め、30歳以下のユーザーは80%を占めた。

Weibo上のタイムラインに表示されるコンテンツは近年、時系列ではなくユーザーのソーシャルネットワークとインタレストに基づいたものとなっている。その結果、Weiboは中国人の重要な情報獲得、及びシェアのプラットフォームに成長してきた。

豊富なコンテンツや動画・写真を提供するために、2016年、Weiboは200社超の「自媒体」(個人や企業でオンラインで積極的に有益な情報を発信することで、一定の評価を得て、メディアとして認知されているオンラインメディアの総称)と連携し、短編動画の提供数は平均200%増を実現した。

また、Weiboは2016年第4四半期から各大手メディアと連携を開始。中央テレビのWeibo公式アカウントは第4四半期に6,920本の動画を提供し、379回のLiveを実施した。また、2017年1月1日新年、Weiboは積極的にテレビ局と連携して、新年パーティのLiveを放送し、視聴者は2,000万人を超えたという。さらに、オンライン動画ソーシャルプラットフォームYouKuと連携し、Youkuからシェアされた短編動画をWeiboのタイムライン上でそのまま再生することができるようになった。2016年12月には、YouKu上からのビデオシェア量は3ヶ月前と比較して19%も増加した。このような連携はユーザーに大量の品質の良い、動画やコンテンツの提供を加速させ、ユーザーにとってなくてはならないプラットフォームへと着実に進化している。

 

2016年一年間で、Weiboのファッション、エンターテイメント、ファイナンスなどの20の主要トピックスの閲覧数は74%増加し、合計で百億ページビューを超えた。今後も、広告主からの予算は増加し続ける見込みだ。JPMorgan Chas&Coは、Weiboの2017年6月の目標株価を74ドルまで引き上げている。

 

※当記事は中国メディア「Ebrun」の2/23公開の記事を翻訳・補足したものです。