旅行サイト去哪儿(Qunar)は2016年の中国人外出(国内と海外旅行を含む)に関するレポートを発表した。

まず、外出時間帯については、2016年中国の旧暦春節前後は航空券を予約する人数がピークとなり、一月のチケットの予約数は年間総数の9.96%を占めた。また、今年9月のチケットの予約数は年間総数の8.79%を占めた。これは10月の国慶節のためだと言われている。

レポートによると、国内旅行を行った人の中で年に1回国内旅行をする人は86.79%を占め、2回は4.93%、3回は2.39%、4回以上は5.89%を占めている。海外旅行だと年に1回は85.43%、2回は5.52%、3回は2.43%、4回以上は6.62%を占めている。このような旅行へ行く人の増加は中国国民の消費意識の変化、つまり、物質的な欲求だけではなく、精神的な充足度を求める傾向もあることを示している。

旅行先については、2016年、最も人気のあった旅行先は香港、ソウル、シンガポールだった。

年齢層については、10代の若者の外出頻度が一番高い。特に18歳未満は、飛行機利用者の2.68%を占め、平均年に2.85回外出している。

チケット代については、2000年代生まれの若者の平均消費は1,038元(約1.7万円)、1990年代生まれは平均858元(約1.4万円)となった。

高齢者は言語、文化、体力などのため、国内旅行を好んでいる。去哪儿(Qunar)を利用して国内航空を利用した高齢者は93.59%を占め、国際航空は6.41%だ。人気の旅行先は、北京、成都、昆明、西安、深圳、広州などとなっている。海外旅行だと、物理的距離の近い香港、ソウル、台北、バンコク、シンガポール、マカオなどが高齢者からの人気が高かった。

 

※当記事は中国メディア「電商報」の1/4公開の記事を翻訳・補足したものです。