アメリカに本部を置く世界最大のスーパーマーケットチェーンWal-Martは、オンラインストアでのサイバーマンデー(11月第4木曜日の次の月曜日)セールを2016年は2日前倒しして開始すると発表した。感謝祭の週末にオンラインストアでのセールを始める他の米国内小売業者に追随する。
オンラインストアのサイバーマンデーセールを、ブラックフライデー(11月第4金曜日)より開始するという同社。サイバーマンデーと言えばオンラインショッピングでの年間売上額が最多となる日で、実店舗での年間最高売上を叩き出すブラックフライデーに続くまさに「お買い物デー」。ホリデーシーズンを狙い例年以上のオンライン売上を確保するため、オンラインストアでは年始より品揃えを800万から2,300万アイテムに拡大してきた。
こうしたオンラインストアの早期セール開始により、先立ってセールを開始する本来のブラックフライデーの価値が失われ、結果としてオンラインでショッピングを楽しむ顧客のますますの実店舗離れが起こっている。
年間売上の20~40%を占めるという11月から12月に掛けての2か月間は、小売業者にとって非常に重要な時期。全米小売業連盟は、このホリデーシーズンの売上が昨年より3.6パーセント増加し、6,558億ドルに達するだろうと予測している。
Wal-Martのモバイルアプリで商品を注文し実店舗で受け取ることができるサービスも、11月最初の2週間だけで、昨年の同時期より75パーセント利用者が増えているとのことだ。
※当記事は米国メディア「Entrepreneur」の11/21公開の記事を翻訳・補足したものです。