東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社は、東南アジア向けの越境EC担当者518名を対象に、東南アジアの越境ECの2024年総括・2025年の展望調査を実施した。
調査結果
「Q1.2024年の東南アジアEC市場において、お勤め先の売上は前年と比較してどのような結果でしたか。」と質問したところ、「増加した」と回答したのは8割超(「大きく増加した」30.4%と、「やや増加した」50.8%の合計)と多くの企業が増加傾向にあることが分かった。
さらにQ1で「大きく増加した」「やや増加した」と回答した方に対し、「Q2.売上増加の要因として当てはまるものを教えてください。(複数回答)」と尋ねると、「効果的なプロモーション」が57.5%と最も多く、次いで「適切な価格設定」が40.6%、「在庫管理の最適化」の39.9%が続いた。
「Q5.2024年に売上が好調だった商品カテゴリーを教えてください。(複数回答)」との質問に対し、最も多かった回答が「健康食品・サプリメント」で38.2%、2位は「スキンケア・化粧品」が33.2%、3位は「菓子・食品」で31.9%だった。一方で、「スポーツ用品」、「文房具用品」、「ペット用品」は少数にとどまった。
また、「Q7.2025年に東南アジアへ越境ECを実施する上で、特に売上の伸びが期待できる商品カテゴリーはどれだと考えていますか。(複数回答)」との質問では、「健康食品・サプリメント」が42.1%、「菓子・食品」が34.2%、「スキンケア・化粧品」が32.6%と、2024年に好調だった上位3つのジャンルは、2025年にもさらに売り上げが好調すると予測されているようだ。
「Q6.2024年に実施したマーケティング施策のうち、最も効果が高かったものを教えてください。」と尋ねたところ、「ECプラットフォーム内広告」が21.8%、「SNS広告」が21.6%、「インフルエンサーマーケティング」が14.3%という結果だった。一方、「メール・チャットマーケティング」や、「キャッシュバック」は効果を感じているひとが少ないようだ。
「Q8.2025年に東南アジアへ越境ECを実施する上で、特に重視したいと考える要素を教えてください。(複数回答)」との質問に対し、「環境に配慮した商品・物流の実現」が41.3%と最多で、「AI・デジタル技術の積極活用」が40.2%、「物流・配送ネットワークの拡充」が38.0%となっており、特に越境ECにおいては、物流関係に重きを置いている企業が多いようだった。
ショッピージャパン株式会社
Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム。企業のデジタル化とオンラインプレゼンスの強化、多くの人々のデジタルサービスへのアクセス、更には現地社会の活性化を支援することで、多方面と繋がるデジタルエコシステムを実現。また、Shopeeは現地のデジタル経済への重要な貢献者であることを目指しており、事業者がeコマースで成功するための支援に尽力している。