株式会社コマースロボティクスは、EC業界にイノベーションを起こす新たなサービス「コマースロボ」を、2022年4月1日に正式リリースした。

 

 

これにより、受注処理業務の他、倉庫管理業務と発注管理業務も自動的にコントロールすることが可能となった。

 

 

新サービス提供に至った背景

 

これまでECのバックオフィスシステムは、10年以上大きなイノベーションがなく、一般的には、受注管理システムや倉庫管理システムが単体、もしくは複合的に利用されてきた。しかし、従来のシステムでは、人間が受注処理を手作業で行うことを前提として設計がなされていた為、受注処理業務が属人化し、EC業界の収益拡大を阻害する要因となっていた。

 

そのような中、「コマースロボ」は、人手による受注処理業務にメスを入れた、業界初のクラウドサービスである。

 

また、受注処理業務だけではなく、倉庫管理システムと発注管理システムを内蔵して、倉庫管理業務と発注管理業務も自動的にコントロールすることもでき、OMS(受注管理)とWMSプロセス(倉庫管理)では、完全な自動化を実現。受注処理ロボットが自動的に受注処理を行い、倉庫管理システムでは、新規開発したオートシップ機能により、納品書や送り状を指定時間に自動印刷する。倉庫側は、出社前に帳票類の印刷が完了しているため、ハンディターミナルでのトータルピッキング作業を速やかに開始できる。
さらに、もう一つの業界初となるイノベーションが、自動発注システムで、これまで正しい需要予測に基づき最適な在庫管理を行っているEC運営会社は、ほとんど無く、不適切な在庫管理は欠品や在庫過多を招き、EC事業の収益拡大を阻害する要因となっていた。しかし、自動発注システムは、WMSのデータを日次で分析し、商品ごとに需要予測を立て、リードタイムとの比較で自動的に発注推奨データを作成、発注を確定すると、WMSに入荷予定が自動的に登録される仕組みとなっている。

 

 

受注処理(OMS)ロボット

 

iPaaSとして各種外部システムと自動連携し、特許取得のRPAやEDIで、受注処理業務の自動化を実現。

 

 

自動化が進んだ倉庫管理(WMS)

 

新規開発したオートシップ機能(特許取得済)を利用すると、注文のバッチグルーピング処理、及び帳票類の印刷を全自動で行える。

 

 

EC業界初の発注管理オーダーロボ

 

週間・月間ABC分析や、在庫回転率の分析により、発注戦略作成を支援。さらに、需要予測に基づき発注推奨データを自動作成して、メールで発注者に通知する。

 

 

 

株式会社コマースロボティクス 代表取締役の伊藤彰弘氏は「弊社が考える理想像は、①業務プロセスで人間の関与を極限まで減らすこと。②ストアフロントから倉庫、サプライヤーまでを含めた、在庫の全体最適化を行うこと。③取引データのOne Fact, One Place化を実現することです。弊社のシステムを利用いただくことで、EC事業社様の収益改善が実現できるよう、引き続き改善に努めていきます。」と述べた。