株式会社フューチャーショップは、提供しているSaaS型ECサイト構築サービス「futureshop」にて、ECサイトで購入した商品を店舗で受け取ることが可能な「店舗受取オプション」を2月24日のバージョンアップで実装した。
これにより、利用者は管理画面から「店舗受取オプション」を申し込みすることで、機能追加開発不要で利用できる。
「店舗受取オプション」リリースの背景
この「店舗受取オプション」、いわゆるBOPISは、海外では2015年ころから普及し、各届け先への配送費問題や、購入意志はあるものの実物を見て買うかどうか決めたい、など、EC単体ではなかなか解決することができない、購入にいたる障壁を取り除き、実店舗を活用することで顧客体験を向上させ、EC利用を底上げしたものと考えられる。
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このような背景で、これまでBOPIS導入にはハードルが高いのが実情で、その理由として、一般的なECプラットフォームでは機能カスタマイズが発生し、プラットフォームそのものの複雑化による影響範囲の洗い出しや、昨今のエンジニアの人手不足などの問題で、費用や時間など多大なコストがかかっている。そのため、費用対効果の検討段階で導入に踏み切れなかったり、開発体制が確保できず、提供までのスケジュールが長期化するなど、複合的な要因によって大手企業のみの提供に限られ、なかなか普及しなかった。
そのような中、futureshopの「店舗受取オプション」では、機能カスタマイズの必要なく、月額費用を支払うことで手軽に利用できる。
「店舗受取オプション」の主な機能
EC購入時、自宅または任意の住所に届る代わりに、届け先として店舗の指定もでき、その際、送料はかからない。また、支払い方法は、ECサイトでのオンライン決済で店舗では受け取るだけにするか、店頭でアイテムを気に入ったら支払いするなど、状況に応じて設定可能。さらに、店舗へ注文商品を配送するタイミングで、購入者に受取通知メールを送信でき、レジやカウンターなど、受取場所や購入アイテム引き渡し方法については、この受取通知メールや各店舗の詳細方法に記載することができる。
これらの機能を用いることで、利便性の向上、ブランド接触機会の増加、在庫適正化が期待できる。
「futureshop」について
フューチャーショップが提供するfutureshopシリーズは、未来に向けたコマース戦略を創造するSaaS型ECサイト構築プラットフォームで、CMS機能「commerce creator」で高いデザインカスタマイズの自由度と更新性を実現しているほか、ロイヤルティマーケティングに取り組める豊富な機能を有している。また、プラットフォーム自体の機能が充実しているだけでなく、他システムとも多数連携し、柔軟性や拡張性にも優れている。
