ユーザーが、自分の趣味や興味のあることをテーマ別にコレクションして管理することなどができる写真共有ウェブサイトPinterestは、ブランドの商品カタログ全体を宣伝できる新機能の提供を開始した。この機能により買い物客はより簡単に商品を閲覧し、Pinをつけ(他のWebサイト上の画像をお気に入り登録し、自分のボードに収集すること)、購入することができるようになる。同社は、インスピレーションを求める消費者と、自社オーディエンスを拡大したいと考えるブランドに対して「より効率的なショッピングエクスペリエンスを提供することを目指してきた」。

 

ブランドはセルフサービス式のTools Manager機能を利用し、それぞれの特色を出したショッピング広告をアップロード、管理できるようになる。企業は1つの商品をアップロードし、その特定の商品についてビュー数やユーザーとのインタラクションを増加させるためのプロモーションを実施することができる。さらに、自社カタログ全体をアップロードし、掲載商品の(最新の価格、在庫状況、商品説明を表示する)「Product Pins」を作成して新しいPinterestのダッシュボードで管理することも可能だという。

 

特定ブランドの商品をさらに閲覧したい買い物客は、間もなくProduct Pinsの「more from」オプションを選択することができるようになる。また、消費者はショッピングタグにある「more ideas」を選択することにより、パーソナライズ化されたおすすめ商品にアクセスすることも。そこからおすすめ商品を閲覧し、Pinし、購入することも可能だ。さらにPinterestには「ショッピング検索バー」も追加されているので、ユーザーが検索バーに「黄色のスカート」や「青い帽子」と打ち込めば、該当カテゴリーのすべてのオプションが表示されるという。

 

Pinterestは、次のように述べている。

「我々にとって今回の機能アップデートは、ただ単に1個か2個のショッピング機能を追加したということだけではない。ユーザーはPinterestサイト上のいたるところでショッピングをすることができるようになったのだ。在庫のある商品をホームフィードから直接検索することや、ピンに写っているモノを画像検索し、どこで購入できるかを調べたり、あらゆるスタイルやホームのピンを下にスクロールし関連商品を閲覧したり、パーソナライズ化されたおすすめ商品から新しいスタイルを発見することが可能になった」。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の3/4公開の記事を翻訳・補足したものです。