一部の報道によると、Amazonは今後3年間でAmazon Goの新店舗を3,000店までに増やす計画があるという。これにより、コンビニエンス小売業界大手としての地位を確固たるものにする狙いであろう。

米国大手総合情報サービス会社Bloombergの報道によると、AmazonがAmazon Goの店舗に最適なフォーマットを検討中であるという旨を、詳しい関係者が明らかにしたのこと。同社は、セブンイレブンのような商品を限定した新鮮な調理済み食品を扱うコンビニ形式にするか、もしくはサンドイッチチェーン店SubwayPret a Mangerのように素早く軽食の取れるファストフード形式にするかを比較検討しているという。

 

Amazonの計画では、2018年内にAmazon Goを10店舗、2019年には主要な大都市圏で50店舗、さらに急ピッチで店舗を増やし、2021年までは3,000店舗の開店を目指しているとのこと。

 

Amazonは2016年、シアトル本社近くに初のレジなし店「Amazon Go」をオープンさせた。当初この店の利用はAmazon従業員に限定されていたが、2018年の初めには一般の利用も可能に。その後、シアトルにさらなる店舗ができ、また今月にはChicagoにも新店舗をオープンしている。

 

Amazon Goは、買い物客が事前にアプリをダウンロードし、自動改札のようなゲートで自分のスマホをスキャンすれば買物ができるレジ無し店舗。店内では、欲しい商品を取って自分のカバンに直接入れることができ、レジにわざわざ行かなくてもそのまま店を出られる。店に設置されたセンサーが、商品棚から持ち出された商品をリアルタイムで検知し、買い物客が一度手にしたアイテムを棚に戻したかどうかも認識できる。買い物客が店を出ると、各自のAmazonアカウントにて決済されるという仕組みだ。

 

※当記事は英国メディア「Mobile Marketing Magazine」の9/20公開の記事を翻訳・補足したものです。