MMD研究所は18歳~69歳の男女2,085人を対象に「シェアリングエコノミーサービスに関する調査」を実施。シェアリングエコノミーサービスで利用経験の上位は「オークション」と「フリマ」だが、年代別にみると若い年代ほどフリマを利用していることが明らかとなった。また、カーシェアサービスで最も利用されていたのはタイムズカープラスであった。

 

若年層ほどオークションサイトよりもフリマサイトを利用

利用したことがあるシェアリングエコノミーサービスについて聞いたところ、最も多かった回答は「オークションサービス」(32.9%)で次いで「フリマサービス」(20.9%)、「カーシェアサービス」(4.0%)であった。

また、利用率が高かった上位2サービスを年代別で見たところ、「オークションサービス」では40代の利用が最も多く、次いで30代が37.8%であった一方、「フリマサービス」では10代の利用が最も多く42.2%、次いで20代が31.3%だ。

調査結果より、オークションサービスとフリマサービスの利用に年代差がある事は明らかであった。また、クラウドファンディングや知識・スキル・経験売買サービスといった個人の能力が求められるサービスでは30代の利用者割合が最も多い。

 

カーシェアサービス、最も利用されているのはタイムズカープラス

カーシェア利用経験者を対象に、利用したことがあるサービスを聞いたところ、タイムズカープラス(77.4%)が最多であり、オリックスカーシェア(50.0%)、dカーシェア(33.3%)が続いた。タイムズカープラスが他のサービスと大きく差をつけて利用されていることがわかる。

 

今回の調査よりシェアリングエコノミーサービスで利用経験者の多いサービスとして「オークション」「フリマ」が挙がったが、10代のフリマサイト利用経験者率は群を抜いて高い。オークションサイトではできるだけ高く売ることが目的である一方、フリマサービスでは予め自分で設定した価格でアイテムの売買を行う。スマホアプリの利用にも慣れ、少しでもお小遣いの足しにしたいという10代にとってフリマサイトの方が、気軽に使うことができるのかもしれない。