アスクル株式会社は、2018年4月18日「LOHACO ECマーケティングラボ」の第5期活動開始に伴うキックオフミーティングを開催。今期は全129社のラボ参加企業、約400名の研究員とともにECマーケティングプロセスの確立を目指す。

 

LOHACO ECマーケティングラボとは

LOHACO ECマーケティングラボはLOHACOにおけるビッグデータをラボ参加企業に開放、分析することでより効果の高いECマーケティングの実現を目指し、2014年に12社で始動した取り組みだ。第2期55社、第3期102社、第4期127社が参加し、今回で第5期目を迎える。ビックデータからユーザーの購買行動やライフスタイルを研究するほか、分科会やゼミを通してマーケティング活動の情報や事例を共有化し、ラボ参加企業同士による学びと成長のオープンプラットフォームとなっている。

 

新たな1to1マーケティングの形を生み出した第4期

第4期では、新たに8つの少人数形式のゼミを立ち上げ、各社・各商品カテゴリーにより異なる課題に取り組み、それぞれのニーズに合った施策を深堀することで、施策効果を向上させることに成功した。さらに、新たに購買ビックデースによりユーザーをセグメントしLOHACOの商品と一緒にサンプル品やチラシを同梱してユーザーにお届けする「インシッププログラム」を開始、多くのメーカーが参加した。さらにインシッププログラムでは、実施後の購買効率の上昇が確認されており、自社グループで物流センターを運営するアスクルの強みを生かした、新たな1to1マーケティングの形を生み出した。

また、デザイン商品発表イベント「暮らしに馴染むLOHACO展2017」を初めてLOHACO単独で開催し、これまでで最多の48社の参加メーカーが61商品を発表した。初のメーカー同士のコラボレーション商品など新たな取り組みも生まれた。

 

ECマーケティングプロセスの確立を目指す第5期

第4期まではビックデータを活用した販促施策が中心であったが、第5期は成長エンジンとなる進化を遂げるため、ECマーケティングプロセスの確立に取り組む予定だ。新商品の開発、シェア拡大、廃棄ロスゼロ化など、商品ライフサイクルの最適化をさらに磨きこむほか、メーカーのファンサイト等との連携を強化し、お客様へのライフスタイル提案にも活動領域を広げていきます。また、これまで以上にラボ参加企業に共有するなど、成長を促進するための新たな支援を行っていく。

 

アスクルはラボの活動を通じユーザー価値の向上を目指し、ラボ参加企業との共創関係をさらに強めて相互の成長を促進することで社会最適なECビジネスを創造していく。

 

<参考>

LOHACO ECマーケティングラボにアドビが参加、より深いレベルでユーザーの行動分析が可能に