インド市場価値2位で、オンライン決済サービス最大手のPaytmは旅行サイトVia.comを買収する予定だ。Via.comは2007年に設立され、事業対象はアジア地域の2,600都市、インド1.3万地域をカバー、連携している旅行社は10万超である。

今年5月、PaytmはSoftbankから14億ドルの投資を得た。現在すでにVia.comと買収の最終調整を行っている。Via.comの市場価値はおよそ8,000万ドルであり、買収することによって、Paytmはホテル運営者や航空会社の顧客が増えることになる。

一方で、MakeMyTripYatraなどの伝統的なオンライン旅行サービス企業にとっては脅威だ。これまでにMakeMyTripは旅行関係のテクノロジー企業GoFroを買収、Yatraは旅行サービス提供会社Aire Travel Bureauを買収した。Paytmはこれらの企業との競争が熾烈になっていくと見込まれている。

今年1月まで、Paytmの旅行ビジネスの収益は5億ドル突破、来年3月まで、20億ドルにのぼる見込み。実際に、Paytmは利益率がもっとも高いホテル予約ビジネスを強化していきたいと考えているようだ。しかし、ホテル予約ビジネスの競合はOYOTreebo HotelsFabHotelなどの実力のある企業が多数存在している。PaytmはCleartripInsider.inと共同購入サービス企業Littleを買収することも視野に入れているとしている。

 

※当記事は中国メディア「電商報」の9/22公開の記事を翻訳・補足したものです。