【まとめ】主要3ショッピングモールのSEOの現状と対策 - 楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング内での上位表示はどのように実現できるのか | EC業界ニュース・まとめ・コラム「eコマースコンバージョンラボ」
  • google+
ノウハウ・ツール
2017/10/25

【まとめ】主要3ショッピングモールのSEOの現状と対策 - 楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング内での上位表示はどのように実現できるのか

主要3ショッピングモールのSEOの現状と対策 - 楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング内での上位表示はどのように実現できるのか

 

国内の3大ショッピングモールである楽天AmazonYahoo!ショッピング。これらのモールに出店している事業者は、楽天4.4万(2016年12末)、Amazon17.8万(2015年6末)、Yajoo!ショッピング48.1万(2016年12末)となっており、合計で70万店舗を超える規模となっている。そのためいざ出店して売上アップを狙おうとしても、モール内の検索結果に自社の商品が全然表示されてこないと感じる事業者も多いのではないだろうか。今回は、それら3大ショッピングモールの検索エンジンのロジックの現状と、対策について考えていきたい。

 

※当記事はモールを中心とした運営代行をおこなっているいつも.社から情報提供を受け、ショッピングモール内のSEOの現状について整理した記事である。

 

 

モール内での上位表示させることの意味と効果

 

楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング、いずれのモールでも商品ページへの流入の60~70%程度がモール内検索から行われていると言われている。そしてその多くは検索結果の1ページ目に表示されている商品であるといわれている。つまり、通常の検索エンジンと同じく、モール内の検索でも検索結果の1ページ目に表示させることが重要であり、表示されないと集客に非常に苦しむことになる。しかし、モール内で検索結果の上位表示させることは、競合商品が多ければ多いほど難しくなる。しかも検索結果は、各モール毎の独自ルールで常にアルゴリズムが変更されている。毎日コツコツと検証して上位表示出来るようになった頃には、また新しいルールに変更されるなどといったこともある。また各モール毎に対策するべきポイントも違うので、なかなか対策が難しいケースが多い。しかしどのモールにも共通して言えることは、モール内SEO対策が成功し、商品の上位表示に成功した時に得られるリターンは非常に大きいということだ。

 

 

楽天のモール内SEO

 

目指すゴール

実際の値は公表されていないため不明だが、楽天では商品ページの流入の大半が検索経由だと言われている。そして、検索経由売上は1ページ目の商品が大きく占めるともいわれているため、1ページ目への掲載に入ることが1つのゴールだと言える。

 

アルゴリズムの特徴

楽天のアルゴリズムでは、検索キーワードが商品ページに適切に含まれていること競合他社より売れている商品、という2点が重視されるようだ。まず、検索キーワードが商品ページに適切に含まれているとは、キーワードが「商品名」「キャッチコピー」「商品説明文」にしっかりと含まれているかどうかということである。この中では「商品名」との一致度が最重要視される。そして競合他社より売れている、という点に関してはある一定期間の売上が重視される。一定期間がどの程度の期間を指すのかは定かでないが、累積の売上はあまり関係がなさそうだ。

 

対策方法

楽天のSEO対策は大きく2つある。1つ目は売れるキーワードを選ぶことだ。

この図のように抽象的なビックワードで上位を狙うことは難易度が高いにも関わらず、購入率が低くなる。そのため、キーワードを絞る事により、容易に順位を向上させることができる上に高い効果が見込めるのである。つまり、ミドル・スモールワードの対策を行うことで多くのアクセス、購入数を獲得できるだろう。また季節キーワードへの対策も重要となってくる。季節キーワードとは、クリスマス、バレンタイン、お歳暮、お中元、母の日などを始めとした季節イベントに関わるキーワードのことだ。このような文言を時期に応じて商品名や商品説明にいれることで需要期にさらに露出を増やすことができる。例えば、ハンカチ、タオルなどを扱っている会社のケースでは、ギフト商材を扱っているので「ギフト」というキーワードへの対応をしていた。しかし季節に応じたキーワード対応が出来ておらず、かつ比較的低単価な商材でだったので季節ワードへの対応と「プチギフト」「お礼」「プチギフト 退職」「転勤 お礼」「退職 お礼」などのキーワードに対応した所、一気に検索され売上が1.5倍になった。このようにキーワード設定は非常に重要となる。

2つ目の対策は、一定期間の販売実績を増やすことだ。そのためには楽天CPC広告を活用して集客を増やす必要がある。楽天CPC広告とは検索時に表示される3枠の広告枠のことであり、「ユーザーが検索するキーワードと本当にマッチした商品」の広告が選ばれて表示される。つまりここでもキーワードの選定が重要になってくる。

楽天のSEO対策としては、とにかくキーワードを見ることが重要と言えるだろう。

 

 

Amazonのモール内SEO

 

目指すゴール

Amazonでは商品ページの流入の約70%が検索経由である。つまりAmazonでも、消費者が検索した時に自社の商品が検索結果の1ページ目(特に上位)に表示させ露出度を上げ集客を増やすことが目指すゴールである。Amazonの検索結果ページの内訳は、広告枠3~6商品、自然検索枠が24商品(PC)となっている。スマートホンやアプリ版では更に商品表示数が少なくなるので、この1ページ目の上位に入ることが重要だ。

 

アルゴリズムの特徴

Amazonも主に、検索キーワードが商品ページに適切に含まれていること競合他社より売れている商品、という2点を重視しているようだ。しかし楽天との最大の違いとして、売上の部分の重要度が高く、新規販売商品はなかなか検索上位に上がりにくいといわれている。

 

対策方法

売上が最重要視されるAmazonでは、Amazonスポンサープロダクト広告の活用が現在、最短かつ最大の効果をあげられる最良策といえるだろう。Amazonスポンサープロダクト広告とは、検索結果の下部に表示される検索連動型広告で、表示枠は全部で2~6枠。PC、スマホ、アプリにそれぞれ表示され、クリック課金型で最低2円から出稿でき(入札制)入札金額が高い順に表示されるといったものだ。この広告には2種類あり、関連するカテゴリ、キーワードに広告が自動で表示されるオートターゲティング広告と登録した任意のキーワードで広告が表示されるマニュアルターゲティングの2種類がある。この2種類にはそれぞれ長所と短所があるので、この2種を効果的に使うことが重要となる。

Amazonでは広告を活かすことがSEO対策の近道といえるだろう。

 

 

Yahoo!ショッピングのモール内SEO

 

目指すゴール

Yahoo!ショッピングの検索結果は「おすすめ順」が基本表示(デフォルト)となっているので「おすすめ順」1ページ目のランクインを目指していく。1ページ目の表示枠は、20商品。Yahoo!ショッピングでは主力アイテムでこの20枠に入ることがゴールとなる。

 

アルゴリズムの特徴

Yahoo!ショッピングで検索順位を決定する主な要素は、商品名やキャッチコピー等の適合性、プロダクトカテゴリーの一致度、在庫の有無、売上数の4点である。こちらはヤフーが公式に公開(Yahoo!ショッピングの管理画面にて公表:2014年9月時点)している情報で、商品名やプロダクトカテゴリなどをYahoo!ショッピングのルールに則り、記載することである程度順位を上げることができるようだ。しかし、現在のYahoo!ショッピングでは、PRオプションと呼ばれる広告を設定しないと検索上位に表示されない傾向が強くなっている。PRオプションとは、成果報酬型の広告で、料金に応じて力ずくで検索順位を挙げれるものになっている。PRなどとはつかないので広告とはひと目でわからないが、今ほとんどのジャンルでPRオプションが設定されているため自然検索のみではほとんど検索上位は取れないのが現状だ。

 

対策方法

キーワードの選定や広告などはAmazonや楽天と同様重要となるが、前述のとおり、まずは商品登録を最適化することとPRオプションを活用することが重要だ。PRオプションは利用条件としてある程度の売上が必要となるので、まず、商品登録最適化から手を付けるといいだろう。商品登録に関してはいくつかルールがあるのでそのうち2つを紹介する。

1つ目は、商品名内の先頭キーワードとどれだけマッチしているか、である。検索キーワードが最初にマッチした単語の位置を見て、前にあればあるほど加点、後ろになるほど徐々に減点していく。

そして2つ目は商品名内に特定の修飾文字が含まれていると、その回数に応じて減点されるということだ。限定対象となる修飾文字は以下のとおりだ。

<減点対象となる修飾文字>以下の減点対象文字が含まれた回数に応じて減点

【】[]!!★☆◆«»■<>♪◯◎※◇○□△▲▼▽

 

自分の商品が上記2点について問題がないか確認して欲しい。これがまだ最適化されていない場合は、まずここから手を付けて行くと良いのではないだろうか。

 

PRオプションとは前述の通り商品の価格に料率を設定し、高ければ高いほど検索上位に表示することができるものだ。また、設定することで1%から7%まで料率に応じた特典が事業者側に提供されるというメリットもある。そのため、最低でも全商品1%の設定はしたいが、全商品7%以上が理想とされる。主な活用方法としては、新規店の場合は、全商品料率最大の30%をかけ、主要ワードで1ページ目にランクインしたら1ページ目に残るぎりぎりまで料率を下げていく。主要ワードで1ページ目が取れない場合は料率30%のまま狙うキーワードを変更していく。この方法を用いれば新規店でも検索上位表示が現実的なものとなり、顧客への露出を増やすことができる。また既存店では全品特典の受けられる7%を設定し、主要ワードで1ページ目にランクインしたら1ページ目に残るぎりぎりまで料率を下げていく。主要ワードで1ページ目が取れない場合は料率を上げるか狙うキーワードを変更していく。

Yahoo!ショッピングの場合は商品登録内容の見直しとPRオプションの活用が肝となってくる。

 

 

楽天・Amazon・Yahoo!ショッピング内での上位表示の鍵は広告出稿

 

楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングのSEO対策は、通常の検索エンジンと大きく異なり、広告への出稿が大なり小なり必要となってくる。アルゴリズムの基本的な考え方は似ているが重視している点が各モールによって異なるため効果的な対策も大きく異なってくることになる。複数モールに出店している事業者も非常に多くなってきているが、各モール毎にやるべきことを整理し、優先度を付けてSEO対策を進めていく必要がありそうだ。