コンビーズレコを導入した子供服の「サーカス」とは

 

CIRCUS dep’t storeCIRCUS THRIFT STOREMILLIBARは、2004年頃から株式会社サーカスが運営している子ども服を中心に取り扱っているECサイトだ。商品ページに設置しているおすすめ商品表示にコンビーズレコを使っている。

 

「highking(ハイキング)」「SMOOHY(スムージー)」などのブランドを始めとする多種多様なラインナップが魅力。およそ5,000点以上の商品を取り揃え、ほとんど毎日新商品の発売を行っていることが強みとなっている。

 

 

コンビーズレコとは

 

コンビーズレコとは、人工知能を活用して集客・販売促進・分析・販売戦略までを行うことが出来るレコメンドシステムだ。

ウェブサイトでの自動販促とメールでの自動販促の両方に対応しているところが最大の特徴。ウェブサイトと同様のレコメンドをメールで行うことで、お客さまの閲覧情報・購買情報をもとにしたレコメンドメールの配信も簡単に対応できる。Amazonの「この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています」や、楽天の「あなたにおすすめの商品」のような、お客さまの興味により近い商品をサイトに訪問してもらったタイミングではなくてもメールで宣伝することができるのだ。

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導入するにあたっての課題意識

 

この「サーカス」へ「コンビーズレコ」を導入することになった課題意識は実店舗運営の経験から感じていたことがきっかけになっている。長年のECサイト運営から、「サーカス」ではオンラインでも実店舗でも多くのお客様が、同じような商品をついで買いしてくれる傾向に気付いていた。実店舗であれば店員の経験でそのようなお客様に対してついで買いしてくれそうな商品をおすすめすることが可能だ。しかし、ECサイトではそのような接客が出来ていなかったし、必要だと感じていた。さらに、サーカスはECサイトでは商品ページだけで勝負してきたところがあり、ネット上でも実店舗と同様に接客をしていく方法としてAmazonなどの充実のレコメンド機能を自社のサイトにも導入できないかと考えていたのだ。

またECサイトのKPIとして「サーカス」では、ページビュー数より、平均ページビュー数(1人のお客さまあたりのページビュー数)を増やしたいと考えていた。これは一人のお客様に沢山の商品を見てもらうことで、「サーカス」の強みである商品ラインナップをお客様に感じていただける可能性が高まるからだ。実際にこの平均ページビュー数を増やすことで、お客様の購入してもらえる可能性は高まっていくという裏付けもあった。

 

 

このサービスを選んだ決め手

 

コンビーズレコは、「ついで買い」を促すことや「お客さまが他の多くの商品を見て頂く」というサーカスが抱えていた課題感にフィットしていたことが最大の決め手となった。また、ウェブサイトとメールのレコメンド機能をひとまとめにすることが出来るプロダクトだったということも大きかったようだ。そしてこれは忘れられがちな点だが、サービスの担当者の役割も大きい。コンビーズレコの担当者は、営業段階から丁寧な対応をするだけでなく、導入に関わる実作業もかなり手助けしたようだ。そのようなフォローのおかげで、サービスの運用自体も軌道に乗ることができ、今でも非常にスムーズに運用することもできている。

 

 

サービスを導入してよかった点

 

導入前に抱えていた課題がかなりクリアに改善されたことが一番の成果だという。具体的にはコンビーズレコのレコメンド機能を導入したことで、お客さまの関心に近い商品提案をほぼ自動で行えた。そのことで、お客さまが他の商品にも興味を持ってもらい、他の商品も購入するための選択肢を広げられたことは大きな成果に繋がっている。5,000を超える商品を取り扱っているため、探し上手なお客さまは自分が想像していた商品に行き当たる確率は高いが、そうじゃない、全くブランドも知らないで来たお客さまでも、「欲しいかも」と思っていただける商品をおすすめできるようになった。

 

コンビーズレコのエンジンが日々データを収集してチューニングしているため、運営側でチェックをしても「え、なんでこれを表示するの?」という商品が表示されていることはほとんどない。関連性のあり、テイストが似ている商品がレコメンド表示されるため、「サーカス」のスタッフも安心して運用している。レコメンド部分のクリック率が高いため、気になる商品をきちんと表示できていることが感覚だけではなく数値でも証明されている。

 

 

 

今後の展望

 

昔はお客さまが注文を確定したその日に発送を行い翌日に商品が届くスピード感はかなり好評だった。しかし現在ではAmazonを中心に翌日に商品が届くのが普通になってきており、場合によっては当日に届くのすら当たり前のようになってきている。このようなトレンドからお客さまの配送などを含めたECサイト運営に対するハードルが上がってきていることを日々感じている。当日配送をそのまま行うのは無理があるし、それだけでは大規模ECサイトに勝つことはできない。今後、「サーカス」として商品そのものの価値はもちろん、EC事業者としてどのような付加価値を提供できるかを常に模索していくことを考えて運営していくとのことだ。

 

※サーカスが運営しているサイトで利用しているコンビーズレコのサービス紹介資料はここからダウンロードできます。

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