twiceは、ブランド古着のセレクト通販サイト
twiceは、レディスブランドの古着を買取販売するサービスだ。
買取られた古着は、プロのバイヤーによって査定され、そこからセレクトされた品質の高いものだけがきれいに写真に撮られてサイトで販売されている。
ユーザーが直接出品するCtoCのマーケットプレイス型ではなく、100%買取のコンシェルジュ型である。
古着の購入は、サイズやブランドだけでなく、色やシルエット、オケージョンから自分の好みの服を見つけることができ、気になる古着の状態も丁寧に撮影された画像でしっかり確認できるようになっている。
$49以上の買い物で送料は無料になり、購入後30日以内であれば返品も可能である。
買取りを希望する古着は、専用の袋をリクエストするか、自分で梱包してサイトからダウンロードしたラベルを貼って送るだけで簡単に服を売ることができる。送料は全額twiceが負担する。
また、古着の買取相場は、サイトで検索することができるため、おおよその買取金額のイメージできるだけでなく、査定後金額に納得がいかない場合キャンセルすることも可能だ。
twiceのファウンダーである、元googleのNoah Ready-Campbell と Calvin Youngは、幼少期に両親が新品の服を買う余裕がなかった原体験と、アメリカの平均的な家庭で年間175ポンドもの洋服が処分されていることに可能性を感じてこのサービスをスタートさせた。
2012年3月にローンチされてから、サービスは順調に成長しており、レディスブランドの古着に限定していた取扱商品を、今後アクセサリーやバッグだけでなく、子供服や紳士服にまで広げることを検討している。
twiceの成功には、3つの要因がありそうだ。
1つ目は、ザッポス的な返品システムとダメージ部分の詳細な写真情報により消費者の不安を払拭したこと。
2つ目は、バイヤーによって、セレクトされた魅力的な商品のみが紹介されていることで、サイト全体のクオリティが高く保たれていること。
3つ目は、レディースに特化して、地位を確固たるものとしたこと。
いずれも特に新しいことではないが、誰もが驚くことをやるのではなく、きっちりと消費者のニーズに答えることで成功したと言えよう。
同社以外に、Poshmarkや99Dresses、Threadflipなど、レディス古着を中心とした中古衣類の分野が盛り上がりを見せているが、twiceがその取扱商品の拡大するように、今後中古市場はますます進化し拡大していくだろう。今後も目が離せない。
【出展】
http://www.crunchbase.com/company/twice
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文責: eコマースコンバージョンラボ海外担当特別記者 Rie Ehara
WEBサービスとゲームが大好きな、ボタニカルデザイナー。
http://corp.reflower.jp/rieview/
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