株式会社YTGATEは、2025年5月、全国の20~70代のEC事業者309名を対象に「決済承認率」の認知度に関する調査を実施した。
調査結果
「クレジットカード決済承認率・またはオーソリ承認率(顧客のクレジットカード払いが成功した確立)という言葉を知っていますか」と尋ねると、「言葉も知っていて意味も理解している」と回答していたのは37.5%にとどまり、「言葉は知っていたものの、説明を読んでも意味が分からなかった」のは約10%だった。
「クレジットカード決済承認率(オーソリ承認率)へのニーズについて」尋ねたところ、ニーズがあると回答したのは76.5%(「非常にニーズがある」と「ある程度ニーズがある」の合計)だった。
また、「年商規模別EC事業者における決済承認率向上のニーズ」についても見ていくと、「100億円以上」が最も多く、次いで「10億円以上~50億円未満」、「50億円以上~100億円未満」という結果だった。
「クレジットカード決済承認率(オーソリ承認率)」を把握・改善することが、あなたの会社にとってどの程度重要な課題だと思いますか?」と質問したところ、重要な課題と回答したのは70.5%(「非常に重要な課題」と「やや重要な課題」の合計)となっており、一方、重要ではないと回答していた人が6.7%(「あまり重要ではない」と「全く重要ではない」の合計)だったことから、多くの人が重要視していることが分かった。
まとめ
本調査の結果から、決済承認率はEC運営における“経営指標”として広く認知されつつあり、特に年商100億円以上の大手企業を中心に、約76%のEC事業者が決済承認率の改善に意欲があると回答し、7割以上が重要な課題と認識していることが明らかとなった。
株式会社YTGATEについて
株式会社YTGATEは、「決済を最適化し、世界をつなぐ」をミッションに掲げ、決済承認率の向上を支援し、国内外のクレジットカード加盟店向けに決済効率化、安全対策、データ可視化などを包括的に提供している。また、決済領域の専門家として、最適化された決済インフラを構築し、国内外のビジネスや生活を円滑にしている。
今回の調査から、YTGATEは中堅・大手企業に対しては高度な分析機能とコンサルティングを、小規模企業に対しては理解促進を目的とした教育プログラムを強化し、多様な規模のEC事業者の売上向上とリスク低減を包括的に支援していくとのこと。