MMDLabo株式会社が運営するMMD研究所は、LP表示速度改善ツール「LandingHub」を提供する株式会社TeNと共同で予備調査では20歳~69歳の男女10,000人、本調査ではWEBサイト離脱経験者512人を対象に2025年5月14日~5月16日の期間で「消費者のWEBサイトの表示に関する調査」を実施した。




調査結果

 

スマートフォンのWEBサイトの読み込みが遅いと感じたことがあると回答した3,219人を対象に、スマートフォンのWEBサイトの読み込みが遅いと感じた際に離脱した経験を聞いたところ、「離脱した経験がある」が39.5%、「離脱した経験はない」が60.5%と、「離脱した経験はない」がない割合が多いものの、離脱した人が約4割もいることが分かった。

 

 

スマートフォンのWEBサイトの読み込みが遅いと感じたことがあると回答した3,219人に対し、WEBサイトの読み込みが遅いと感じるシチュエーションを聞いたところ(複数回答可)、「欲しい情報を探しているとき」が46.4%と最も多く、次いで「スキマ時間など、時間が限られているとき」が34.5%、「商品やサービスを比較、検討しているとき」が26.5%となった。知りたい情報がある時や、時間が無いときにサイトの読み込みが遅いと感じる傾向にあるようだった。

 

 

予備調査から抽出したWEBサイト離脱経験者512人を対象に、途中で離脱することの多いWEBサイトのジャンルを尋ねたところ(複数回答可)、最多だったのは「ニュース、メディアサイト」で32.0%、次いで「ECサイト(Amazonや楽天などの総合モール型)」が23.6%、「ブログ、まとめサイト」が19.1%となっており、「情報収集」や「買い物」の際に途中離脱をすることが多いようだった。

 

 

WEBサイト離脱経験者512人を対象に、WEBサイトから途中で離脱する理由を聞いたところ(複数回答可)、「ページの表示が遅かったから」が54.9%と半数以上、次いで「通信環境が悪くて表示されなかったから」が40.8%、「広告やポップアップが多くて煩わしかったから」が35.4%となった。この結果から、広告よりもページの表示が遅いほうが離脱に繋がることが明らかとなった。

 

 

LandingHubについて

 

LP表示速度改善ツール「LandingHub」を提供する株式会社TeNは、WEBマーケティングを中心に、自社プロダクトやサービスを生み出し、そこで培った経験や技術を用いて「新しい誰かと新しい何か」を創造し続ける企業。自社の事業拡大や時代の流れに合わせ、商品やサービスを持つ「メーカー」として、またそれらに伴い販促物を制作する「プロダクション」としてあらゆるプロダクトを作り続けている。

 

 

MMDLabo株式会社

 

MMDLabo株式会社は、通信・端末・決済などモバイルやIT分野のマーケティングレポートでは国内最大規模の調査機関。2006年9月より運営しているMMD研究所では、700件以上の調査データを通じてモバイルユーザーの消費行動や実態を発信している。