感謝祭から年末年始のホリデーシーズンに向けて、新しいインタラクティブチャネルが登場。サッカー場の広告ボードが、従来のものからショッピング可能なものへと変貌した。
ブラジルに本社を置く銀行グループItaú Bankは、ブラジルに拠点を置くクリエイティブエージェンシーAfrica Creativeと提携し、ホリデーシーズンに向けて、サッカー場の広告ボードからのショッピングを可能にした。ピッチ外周に設置してある従来の広告ボードが、ブラジルのサッカーチーム、Botafogo(本拠地リオデジャネイロ)とPalmeiras(本拠地サンパウロ)の試合時、その姿を変えたのだ。広告ボードは、Itaú BankのオンラインマーケットプレイスであるItaú Shopを宣伝するものだった。
その広告には試合中、ボードにボールが当たるたびに、チームの公式ユニフォームから家電製品まで、あらゆる商品を対象とした割引クーポンがリアルタイムでファンに配信されるという、面白い仕掛けがされていた。
気にする理由
これは、ソーシャルショッピング(SNSとeコマースを組み合わせて商品を販売、促進すること)とIoTの興味深い相互作用である。インターネットに接続可能なものなら何でも、インタラクティブにショッピングを可能にすることができるだろう。また、宣伝と販売の境界線があいまいになりつつあることにも注目しなければならない。
成功の評価基準
このキャンペーンによって、Itaú Shopマーケットプレイスを初めて利用したユーザーが400%増加。ほんの1時間で、利用者が2,000万人に達し、227万レアル(約37万米ドル)の売上を達成している。
※当記事は米国メディア「MarTech」の12/27公開の記事を翻訳・補足したものです。