東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォーム、Shopeeの日本法人であるショッピージャパン株式会社は、東南アジア・中国で越境ECを行っており、キャンペーンを実施したことのある企業の担当者111名を対象に、越境ECのキャンペーンに関する意識調査を実施した。

 

 

調査結果

 

「Q2.あなたのお勤め先でキャンペーンを行う際に、重視していることを教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「実施タイミング」が57.7%、「ターゲット市場の選定」が55.0%、「予算の効果的な配分」が49.5%という結果となっており、特にタイミングと市場が重視されていたようだった。

 

 

また、「Q3.キャンペーン実施に関して、感じている課題があれば教えてください。(複数回答)」との質問には、「実施タイミングの調整」が55.0%、次いで「販売チャネルの確保」が44.1%、「キャンペーン後のデータ分析と改善策の実施」が42.3%だった。このことから、キャンペーン実施において重視しているかつ課題にも感じているのがキャンペーン実施のタイミングであるようだった。

 

 

「Q4.直近参加したキャンペーンで、得られた成果/効果を教えてください。(複数回答)」と質問したところ、「ブランド認知度の向上」が56.8%、「新規顧客獲得」が53.2%、「売上増加」が48.6%となっており、競合との差別化には至らなかったものの、結果的に認知度が上がり、新規顧客の獲得、売上増加繋げられていることが分かる。

 

 

「Q5.2024年に参加したキャンペーンで、1回のキャンペーンにどのくらいの予算を使いましたか。複数回参加した場合は、平均の予算を教えてください。」と尋ねたところ、「200万~500万円未満」が22.5%、「100万~200万円未満」が19.8%、「500万~1,000万円未満」が17.1%となっていた一方、2,500万以上は少数派だった。

 

 

まとめ

 

今回の調査では、キャンペーンを適切なタイミング、ターゲット市場の選定、効果的な予算配分が成功の鍵となる一方で、実施上の課題も多岐にわたっていた。今後、越境ECにおけるキャンペーン戦略の重要性はさらに高まると予想され、企業はより効果的な国際マーケティング戦略を構築することが求められている。このような状況下で、キャンペーン戦略の立案から実施、事後分析までの一貫したサポートを提供するECプラットフォームやサービスプロバイダーの存在が重要性を増していることから、越境EC市場で成功を収めたい企業にとって、このようなサポートサービスの活用は重要な選択肢となるのではないだろうか。

 

 

ショッピージャパン株式会社の概要

 

Shopeeは東南アジア・台湾で最大規模のEコマースプラットフォームで、企業のデジタル化とオンラインプレゼンスの強化、多くの人々のデジタルサービスへのアクセス、更には現地社会の活性化を支援することで、多方面と繋がるデジタルエコシステムを実現している。