THECOO株式会社は、インフルエンサーマーケティングにおける消費者イメージをまとめた「PR投稿におけるブランドイメージに関する調査レポート」を公開した。
調査の背景
インフルエンサーマーケティングの市場成長に伴い、消費者がインフルエンサーによるPR投稿を目にする機会が近年増加している。そのような状況下で、インフルエンサーマーケティングによって「PR投稿された商品やブランドに対して消費者のブランドイメージに変化」はあるのか。インフルエンサーによるPR投稿を見たことがある10代〜50代に対象を絞って影響を明らかにしていく。
調査結果
インフルエンサーによるPR投稿を見た後、そのブランドに対する信頼度は変化するのかを質問したところ、「高まる」と回答した人が24.2%、「変わらない」55.8%、「低くなる」20%となっており、信頼度が変わらない人が最も多かった。
また、信頼度が高まる・下がると回答した人それぞれに理由を質問したところ、信頼度が高まる理由の多くは「自分が信頼しているインフルエンサーが紹介するものだから」、次いで「自分が信頼しているインフルエンサーに案件を提供してくれた」だった。この結果から、インフルエンサーとファンの強固な繋がりが、ブランドのファン形成に影響を与えているといえる。
一方で信頼度が下がる理由を質問したところ、「PR投稿は信頼できない内容が多いから」という回答が圧倒的に多かった。年代として40代・50代の比率が高く、虚偽や誇大など広告表現の問題や、SNSを中心としたステマ問題などから、広告そのものを信用していないことが考えられる。
「PR投稿を見た時、その情報が信頼できるものかどうかの判断にインフルエンサーのフォロワー数を重視するか」という質問では、10代・20代はフォロワー数を情報信頼度の参考の一部にしている傾向にあった。一方で、40代・50代は「気にしたことがない」「重要だとは思わない」の回答が多いことがわかった。インフルエンサーを選定する際、フォロワー数を重要視するかどうかは、ターゲットとなる年代によって使い分けることが有効であると考えられる。
THECOO株式会社について
THECOO株式会社は、一般ユーザー向けのファンコミュニティプラットフォーム「Fanicon」の提供を行う「ファンビジネスプラットフォーム事業」及び、クライアント企業向けにインフルエンサーを用いたマーケティング施策支援や、オンライン広告コンサルティングを行う「デジタルマーケティング事業」を展開している。