株式会社ハックルベリーは、エンターテインメント業界におけるファンクラブ運営、および物販等のECサイト運営の多様な課題を解決するパッケージをリリースした。
これにより、これからファンクラブシステムやECシステムを構築する事業者や、すでにシステムはもっているが課題がある事業者のシステム改善、支援が可能になる。
ファンクラブ運営 / ECサイト運営における課題
新たにファンクラブ・ECシステムを構築する場合、「SaaSサービスやパッケージシステム」を利用するか、「スクラッチでゼロからシステムを構築する」のが一般的だった。しかし、SaaS・パッケージシステムにおいては「物販ができない」、「機能が足りない・拡張性が低い」、「決済手数料やシステム手数料が8〜30%と高い」等の問題があり、スクラッチシステムにおいても「初期費用およびシステムの運用コストが高い(数千万後半〜)」といったマイナス点があった。
また、すでに運営をしている場合でも、上述のシステム構築にともない、「ECとファンクラブシステムが別のシステムになっていて、会員のIDが統合できず不便」、「EC運営において人気コンテンツの商品販売で過受注が発生」、「ファンクラブとECをまたいだ顧客、受注データの分析ができない」、「EC運営において不正購入がある」といった運営上の課題があった。
これらの課題を解消するため、ハックルベリーではグローバルコマースをリードするコマースプラットフォームである「Shopify」を活用することで、ファンクラブシステムとECシステムの統合パッケージを実現した。
パッケージの機能
今回のリリースで「低コストで構築・運用」、「ファンクラブとECの会員IDを統合管理」、「コンテンツのブランドに合わせたUI・UXの実現」といったファンクラブおよびECに必要な機能を網羅しつつ、Shopifyを活用することで高機能かつ低コストなパッケージを実現した。
さらに、Shopifyを活用するため、機能の拡張性が高く、例えば、商品ページ(検索、セール表示、再入荷、お気に入りなど)、様々な販売方法(会員費決済、予約販売、抽選販売、eギフトなど)、販売チャネル(YouTube、Instagram、Googleショッピング、Amazon、楽天)、管理機能(各種管理機能、LINEやメールによるCRM、分析・レポート、クーポン管理)等、必要な機能を選択して導入できる。
また、本構築サービスは、Shopifyの豊富な機能やアプリ、およびハックルベリーが適用するアプリやソリューションを活用する事により、最短3ヶ月から開始可能だ。さらに、パッケージに含まれる機能は個別で提供でき、すでにファンクラブやECを運営し、課題を抱えている事業者の個別機能のみの利用も可能となっている。
株式会社ハックルベリーについて
「デジタル社会における“その人”らしい、暮らしの当たり前をつくる」をミッションに、あらゆる人が心地よく・心弾む体験ができる購買を目指し、ECの売上向上に関わるサービスを企画/開発/運営を行っている。 また、連続起業家/スタートアップ経験豊富なエンジニア/オープンイノベーション領域に長く携わったPdM出身者で構成され、Shopifyストアの売上向上支援を実施している。
ハックルベリーは、これまでストアの支援で培ったノウハウ、経験、技術力を活かし、各業界におけるDXやコマースの構築・推進を今後も続けていくとのこと。